花東線の小駅を巡る企画、3~4駅目は富源・大富です。
この両駅の駅間は3.0キロと短く、徒歩連絡を活用して2駅セットで訪問しました。経路は(鉄道)富源(徒歩)大富(鉄道)です。

【富源】 花蓮から53.6キロ 乗降客数84名(2018年)

玉里から自強號で到着。1日1本だけ停車する北行自強號です。

富源には北行・南行とも綺麗に1本ずつ自強・莒光・復興が停車します(2021年8月現在)。

去っていく自強號。古びたホームがいい味出してますね。

若干の優等列車が停車するものの利用者2桁のローカル小駅で、側線はあるものの使われていないようです。

駅間に差があるのは瑞穗方に廃駅があるため

出口へ向かいます

改修された駅舎内は小綺麗で、窓口が一つ

外観はこんな感じ。巨大な駅名の主張がなかなかのものですね。

駅前は瑞穗を小さくしたような感じ。近くには富源國家森林遊樂區があり、富源駅はその最寄りとなっています(そのため優等が停車するのかもしれません)。
実はこのあたり一帯も遊樂區に含まれているのですが、実際にレジャー施設としての雰囲気がある場所までは2kmくらいあります。

ほかには農協(事務所兼スーパー兼金融機関)など

では大富駅へ向けてウォーキング開始です

出発してすぐロケに使われそうな雰囲気のよいバス停がありました。もちろん現役です。

すぐに集落を抜けてのどかな田園風景へ


道端には何故か太鼓のモニュメントが置かれていました。一つだけではなくいくつもあります。

線路を渡り、幹線道路の方へ

最初は車道脇に白線を引いただけのスペースでちょっと怖いなと思っていましたが

すぐに歩道が分離されました。それにしても長い直線で目的地は遥か彼方にあるように思えてきます…実際にはそれほど遠くないのですが。

大豐地区への入口。すでに大富駅に近いところまで来ており、ここを曲がれば最短経路なのですが順調に来て時間は問題ないので駅前通り経由で向かうことにします。

バス停が見えてきたらそれは駅前についた印。何やら屋根の上から見えていますが…

その正体はこのモニュメント。手前の荷車共々客家集落でのスローライフを象徴するものとして作られたようです。

後編へ続きます