先日台鐵の遅延払い戻し制度を利用する機会がありましたので紹介したいと思います。
当日私は友人と新竹から台北方面へ帰るところでした。
私は台北まで乗りますが連れは樹林することになっていたので席を離れないようにするため新竹→樹林(115元)を2枚、樹林→台北を1枚購入しました。つまり私のきっぷは樹林で分割された形になっています。
本来ならばきっぷの画像を貼りたいところですが、払い戻してしまったのでクレジットスリップを貼っておきます。
さて、新竹を定刻通りに発車。途中謎の車両トラブルで4分ほど遅れましたがすぐ復旧し順調に台北へ向けて走っています。
ところが鶯歌出て樹林まであと1駅というところでスピードが落ち始め、本来止まらない山佳駅で抑止となってしまいました。隣のホームには同じように抑止された區間車が止まっています。
すぐアナウンスがあり、台北-松山間で線路故障があり(後に電力供給エラーと判明)片側相互通行をしているため列車が支えているとのこと。
(ちなみに台鐵は単線並列という方式のため反対側の線路を使っても「逆走」にはなりません)
かなり時間が経ち、區間車が先に発車。さらに待ってようやくこちらも動き出しました。
結局樹林には33分遅れで到着。ここで連れは降りていきましたが、この時点では特に補償はなくただ迷惑を被っただけです。
そしてこんな状況ではすぐ発車するわけもなく、再びここで抑止。さらに遅れは拡大し結局台北着は52分遅れとなっていました。
さて、台鐵の規則では「本局の責により45分以上遅れた場合は全額払い戻し」となっています。今回は完全に台鐵の設備トラブルですし、45分を超えていますので対象になります。
(なお天災の場合以前は非対象でしたが、現在は2時間以上で払い戻しが受けられます)
改札を出るとそのまま出札窓口へ向かい、「誤點退費」と言い払い戻しを申し出ました。
手続きはスムーズで2枚のきっぷに印刷されたバーコードを読み取り、購入時のクレジットカードがあるかと聞かれたので差し出すとすぐに合計金額が戻されます。
遅れが基準未満であった樹林で分割されていましたが、特に問題ないようです(通しで指定席が確保できない時など分割購入することはままある)。
他にやっている人は見かけませんでしたが、知らないのかあるいは時間が遅かったので後日手続きするのでしょうか。1年以内であれば払い戻すことができますが、当日がスムーズなので私はすぐに行いました。
とりあえず覚えておいて損はない制度です。