台鐵の小駅を訪ねるシリーズ、今回は縦貫線の新豐駅です。
新豐は南行莒光號1本のみが停車するほかはすべて區間車・區間快車ですが、本数が多い区間にあり利用者も多いため小駅感はほとんどありません。
それでも今回取り上げたのは一つ気になる施設があるためです。
ホームは2面4線+側線と縦貫線ではよく見かける構造。
駅名標は駅名をデカデカと書いた特徴的なもの。湖口といい、この地域には独自の駅名標を作る文化があるのでしょうか?
側線には有蓋貨車
南行ホームから北行ホームを見たところ。現在新豐駅は立派な橋上駅舎を構えていますが、奥には何やら怪しげな建物が見えます。
北行ホームへ移動してきました。ロゴがあるのでスタバなのですが、あまりそれらしくない造りをしています。
さて、改札階へ上がろうと思いますがなんとエレベータのドアがなんとEMU800仕様!
ラインを入れただけなのですが、ものすごくマッチしていて電車感あります
電車仕様なのはエレベータだけではありません。階段にも車両を象徴するライン
さらにこんなイラストまで。相当な電車推しの駅です
しかも北行ホームはエレベータ・階段ともEMU800、南行ホームはEMU700とするなど凝りまくり。思い入れのある駅員氏でもいるのでしょうか?
改札に到着
呼び含めて3窓+券売機となかなかの体制
まずは東側へ行ってみます。狭い階段を降りると
工業地域が広がっていました。これこそが新豐駅が現在の姿となった原因で、こちらへの通勤客が増え文字通り利用者が倍増したため駅が手狭になり、現在のものに建て替えられました
こちらは早々に切り上げ今度は西側へ。かなり立派な現駅舎
…の隣りにある先程のスターバックス。すでにお気づきかと思いますが、これは新豐駅の旧駅舎です。新駅建設でお役御免となった後、カフェに転用された初の例となります。
見るからに駅舎感がすごいですし、カフェにしてはやたら線路に近い不自然な位置に建っています。
これが見たくて来ましたので、中にはいってみましょう。内装はうまくまとめられていて、わざと駅施設を残すということもしていないので中だけ見ると駅舎とはわかりません。
しかしホームへ直結する裏口ドアにその名残があり、きっぷを模した立て看板が設置されています。
駅前通り。旧駅舎(手前)と新駅舎(奥)
東側と打って変わってこちらは市街地
少し進むと市場の気配。訪問時はライチの季節でした
もちろんマンゴーも
この左手が市場入口のようなので立ち寄っていきましょう
コロナ禍にもかかわらずなかなか活気があってよい市場でした
思わず過貓をお買い上げ
駅舎出身のスターバックス。珍しいのでこの区間を電車移動するときに余裕があればちょっと途中下車して立ち寄るといいかもしれません。