先月突如台鐵より手動扉を装備した旧型莒光號が年内で引退となることが発表されました。当初は2023年頃と伝えられていた引退が早まった感じで、背景には間もなく運行を開始するEMU3000型の存在があります。
また比較的新しい自動扉の莒光號も追って廃止予定であることが伝えられており、近い将来あのオレンジの車体は見ることができなくなるかもしれません。

実は私が初めて乗った台鐵列車は旧型莒光號であり、色々と思い入れのある列車です。そんな莒光號に惜別の意味を込めて長距離乗車してきました。

今回乗ったのは511次、乗車区間は台北917→新左營1534

入線してきました

莒光はこのぶつ切り感あるテールがいいんですよね

とりあえずお世話になるのはFPK1011(FPK1000型)。10100シリーズと同時期ですが、こちらは新造ではなく改造車

とりあえずというのはチケット取りが遅くなった結果台北-新左營通しの窓側が取れず、新竹で分割したため。こちらが使用したきっぷ↓

台北-新竹は残席0のド満席でした

旧型莒光といえばこのレトロな車端部の壁と手動扉の印象

年季の入ったフットレスト

車窓風景はまあどの列車でも変わりませんので、いくつか印象的なものを貼っていきます。日本統治時代の駅舎が残る談文↓

西部幹線莒光號の多くは海線経由での運転。海線といえば風力発電機

同じく日本統治時代の木造駅、大山

後龍溪の鉄橋を通過中

著名な風景スポット、好望角付近

列車の旅にはやはり駅弁が欠かせません。混んでいる列車だし、売り切れたらまずいと思いアナウンス後1号車まで買いに行きましたが割と余裕でした。
豆知識ですが車販は必ず1号車からなので、車内での購入を狙う場合は若い番号の号車を取るようにすると買える確率が上がります

苑裡駅に停車中

ほとんど消えかかってる車内銘板

追分で山線台中方面へショートカットする成追線が分岐していきます

そしてすぐに近づいてくる山線の線路

県境の川を越えればまもなく肘関節の彰化です