昨日12月18日に公民投票が行われました。そこで一回一周旅行はお休みして投票がどのように行われているか紹介したいと思います。

重要政策を決めるにあたり国民の意見を聞くもので、今回は選挙と合併しない単独の投票で4案が審議されました。
期日が近くなると各家庭に投票通知書と議案が書かれた選挙公報のようなものが届きます

B2版2枚からなっており、1枚には議題や賛成・反対双方の意見が裏表にびっしり書かれており、もう1枚には投票手順や投票所の説明となっています。

さて、近所の投票所に行ってみます。投票所はいくつもあるのですが、ほとんどが学校

一つの学校で一つの投票所ではなく、教室一つ一つに投票所を設け細かく対象地域が分かれています。これによって人が支えることなくスムーズな投票が可能になりますが、すごい人件費がかかりそうです

投票所となる教室の前。この中へは投票者しか入ることができません。これを撮影したのは投票開始直後ですが、すでにかなりの人がいて政治に対する熱意を感じます

ということで先程の冊子を使って中の様子を解説したいと思います。配置はこのようになっており

1.体温測定
2.身分証確認。ここで国民身分証と投票通知書を提示します
3.投票用紙受け取り。改めて先程の2点に印鑑を加えた「三寶」を提示し、投票用紙を受け取ります

日本と違い投票用紙を受け取るには原則印鑑が必要となっています。持ってこなかった場合はサインでの代用も可能
4.記入
上の写真で赤く囲った部分に少し見えていますが、小さなブースが数カ所用意されており、秘密を守りながら投票できるようになっています。日本のように手書きではなく、鉛筆のような棒の両端にカタカナのトのような記号が彫られた独特なハンコが設置されており、それを投票用紙の枠内に押す形
5.投票
最後に議案ごとに分かれた投票箱に入れておしまいです

不在者投票や事前投票などはなく、完全に当日のみ。また住民登録して半年経った場所でしか投票できないため、最近引っ越した人や住所が実家になっているような人はそこまで行かなくてはなりません。そのため臨時列車が運行されたりします。