廃駅を巡るシリーズ、今回は花東線の溪口駅です。
溪口車站
廃止日 2013年11月14日
現状 駅舎、ホームとも撤去
溪口駅は豐田-林榮新光に位置していた駅で、利用が少なかったことから複線電化による線路付け替えによって廃止されました。元々掘割の中にあった駅で、新線もトンネルとなることからその中に建設することは費用が嵩むという理由もあったようです。
事前の情報で施設は撤去されていることは承知していましたが、それを承知の上で訪問してみました。
当然鉄道では行けないので豐田からバスに乗り溪口で下車
バス停から最短の経路で向かいましたが、この先に駅があったとは思えない雰囲気
そして駅舎があったと思われる場所に到着しましたが、現在は更地で遺構らしきものは何もありません。Wikipediaによると撤去から7年が経過しており、草が生い茂っています
このあたりは掘割でホームがあった場所ですが、綺麗に埋め戻されて平らになっています。田舎にある台鐵の駅は廃止になっても撤去されず放置されていることが多いですが、ここは1年少々で撤去に。掘割が危険と判断されたのでしょうか
帰りは先ほどとは別の道から出ます。ここは駅への正面出入口にあたる道
何か遺構はないかとGoogleマップと照らし合わせながら豐田方向へ向けて歩きます
すると橋がありました。しかし下に川はなく、これは掘割になっていた鉄道を跨ぐためのもので唯一確認できた遺構
埋められた掘割は現在畑になっており、ここを列車が通っていたとは想像できません
再びバスで豐田に戻ります
柵越しに覗くと新線のトンネルが見えました。旧線はこの手前の空き地を通っていたものと思います