西螺は雲林縣の北端、彰化縣との境界に位置する町です。高鐵と台鐵に挟まれた場所で線路は通っているものの駅はなく、鉄道でのアクセスができないため日本人にはあまり馴染みのない町かもしれません。しかしなかなか風情のある町並みがありますので紹介してみたいと思います。

西螺バスターミナルから散策開始。ここは普通の路地ですが、いい雰囲気が出ています

適当に歩いているとメインストリートの西螺老街に出ました


大規模改修が行われ新品のようになってしまっている老街が増えている中ここは昔ながらの状態を保っています

一棟一棟に歴史の重みを感じます。建物の多くは日本統治時代の1930年頃に建てられており、当時日本政府が伝統様式を捨て新しい様式を取り入れることを提唱した結果このような建築が生まれました

特に目立つのが醤油店の看板。西螺は醤油の一大産地となっており、西螺のお土産として真っ先に出てくるものです


何やら主張の強い店を見つけました

名産品を売っているようですがとにかく押しが強いです

市場発見

中は改装され、飲食店や工芸品の店などが入っていました


老街以外にも古いものがいくつも残っています。特に有名なのが映画館ですが、それはまた別の機会に

また違う方向へ移動していきます

夜はもうすぐそこ

大きな廟に来ました

媽祖をお祀りし、300年以上の歴史があります

媽祖は本来航海の神様ですが、こちらは金運にもご利益があるようであちこちにこのようなものが置かれていました

鉄道での直接アクセスはできませんが、西螺バスターミナルには國光客運台北~高雄線の一部が停車します。途中下車して立ち寄ったりしてみるのもいいですし、台中バスターミナルからの高速バスや周辺都市への路線バスも多数ありますので特に計画して街歩きをしてみるのもいいと思います。