枋寮と台東を結ぶ南迴線にはいくつかの廃駅・廃信号場が存在します。最も有名なのは多良駅ですが観光地化していますので対象外とし、その他の駅を巡っていきます。最初に取り上げるのは三和駅です。
三和車站
廃止日 1997年10月1日
現状 駅舎、ホームとも残存
三和駅が所在するのは知本と太麻里の中間あたり。台東から大武まではそこそこの本数バスが走っており、訪問はそれほど難しくありません。そのバスを三和で下車
いかにも田舎の国道沿いといった感じの場所です
目の前には農協の食品加工場。特産品などを作っているのでしょうか
輸出もしているのか。まさかここで目にするとは思わなかった東京の文字
駅への入り口は少し台東方向へ進んだ地点にあるこの信号機がある交差点
ちょっと入って振り返り
舗装された道が続いており
あっさり駅舎の前に出ました
特に立入禁止にもなっておらず、ここまで来ることができます。廃止から25年ほど経っていますが、管理は続いているのか表はそれほど荒れた感じがありません
出入口であったところはコンクリートで塞がれ、ドアが取り付けられていました
逆サイドより
脇から線路側へ回ってみます。こちらはやや荒れた感じ
割れてしまっていますが三和の駅名が残っています。出入口は窓は表同様コンクリ固め
ここらはホームが見え、こちらもきれいに残っているようです。階段が見え、当時は構内踏切で渡っていたのでしょうか?今は線路を越えていくしかないようで、軌道に入ってしまうのは違法ですのでホームに上がるのは控えました
三和駅は元々美和駅として1988年に開業、その後三和へ改称しましたが利用は当初から1日1~2人と振るわず10年経たずに廃止となりました
帰りがけに振り返り
反対側にも出口があり、進んでみましたがこちらは私有地の畑で途切れていました
この後は続いて次の廃駅へ向かいます