台中サイクリングロード紹介の3回目は 潭雅神綠園道。潭子~油庫を結ぶ全長13.1キロの路線で神岡線の廃線跡を転用したものです。この神岡線という路線、軍と台鐵が共同運営するという異色の路線でした。施設は軍が保有し運行は台鐵が行うといういわゆる上下分離方式であったようです。
軍の貨物輸送がトラックへと移行し廃線となり、2004年にサイクリングロードへと整備されました。
起点は潭子駅。現在は高架化されていて神岡線現役当時の面影はありません
しばらく地上時代の本線跡を走行
やがて左に逸れていく道が現れ、ここが神岡線との分岐点になります
幹線道路をオーバークロス。鉄道現役当時は踏切であったと思われます
神岡線区間に入りました。道幅は狭くいかにも単線の廃線跡という感じ
先程一度アンダークロスした潭富路を今度はオーバークロス。基本的にある程度以上交通量が多い道とは立体交差にしているようです
交差点以外は豐原のサイクリングロード同様緑のトンネルになっている区間多し
小さな道とはそのまま平面交差
緑のトンネルも区間ごとに植えられている木が異なっていて変化を楽しめます
陸橋もそれぞれ意匠が異なる芸の細かさ。ここは承德路との交差地点
高速の下をトンネルで通過
よく線路と交差する道路に「鐵路」というペイントがされてるのを見かけますが、こちらは逆バージョンで(元)線路側に「馬路(車道)」と書かれています。かなり珍しいのではないでしょうか?
このサイクリングロードは電動車禁止。以前走った東豐などに比べて圧倒的に人が少ないのですが、これも一因かもしれません(あちらは電動アシスト車OK)
少し開けた場所に出ました。社口號誌站(信号所)跡です
現在は社南站となっていました
社口(社南)駅を発車して少し行くと再び緑のトンネルに。このあたりは走っている人が多く、道端に露店も出ています
駅以外鉄道の遺構はほぼ残っていないのですが、神岡東街との交差点的でようやくそれらしいものを見かけました
神岡路の交差点にはサイクリングロード唯一の信号機。用地の都合なのかここはなぜか立体交差になっていません
左に大きくカーブすると
神岡駅はもうすぐ
神岡駅到着。ここは起点の潭子を除くと線内唯一の旅客駅でした。駅係員は軍の所属であったようです
このあたりは線路をはじめ様々な遺構が残っています
(後編へ続きます)