かつて日本が統治していた関係でかつて台湾各地には多数の神社が鎮座していましたが、いずれも終戦後廃社となっています。しかし近年になっていくつか再建・新設された例があります。そのほとんどは小さな無神社ですが、中には社務所まで備えた本格的な神社も存在します。
その神社とは台東八幡神社で、鎮座地は東海岸沿いにある町台東縣東河鄉。国道沿いなのでかなり見つけやすいと思います。入口は日本にある神社とは違った独特の造り
参拝可能なのは金~月の9:00~17:00で途中昼休みがあるので訪問の際は要注意。拝観料ではなく台湾式に「清潔費」として20元かかります
由緒書きの看板は日本スタイルですが中国語表記。これによると以前の神社を再建したものではなく日本の神社協力の元新設されたようです
側にはこんなものも
境内の様子はこのような感じで小川や橋まで設けられています
鳥居には千社札が貼られていますがこれは参拝者が自分で用意したのでしょうか?
こちらがお社。拝殿・本殿の別なく一棟のみ。屋根の作りがどことなく原住民集落っぽいですが、意識したのでしょうか?
正面より。お賽銭箱が設置されているのですが、なぜかその上のプラスチックケースに入れるようになっていました
こちらが社務所。お守りや御札などは日本から取り寄せたものが置かれています
個人的に注目のポイントは御朱印が用意されていることです。丁度宮司さんが入れ違いで出てしまったところだったので直接聞けませんでしたが、留守番の方によると書き置き以外に直書きもできるようです
この神社がどこまで正式なものかはわかりませんでしたが、設立に協力した元石清水八幡宮のサイトに記事がありそちらから勧請した形になっているようです。近くにバス停もあり、公共交通でのアクセスも比較的しやすい場所ですので神社がお好きな方は立ち寄ってみるといいのではないかと思います