台湾は日本以上に麺類を食べる食文化であちこちに製麺所があり、市場には当たり前のように麺を製造直売する店があります。ある日雲林縣斗六市の集落を歩いていると良さそうな店を見かけたので入ってみました。
店の名前は何記手工麵。何はおそらく経営者の姓、記は日本語で言うところの「家」にあたる表記、「手工」は手作りを表します。つまり「何家が経営している手作り麺の店」ということになります
構えはこんな感じでまるっきり製麺所、パッと見では販売をしているように見えませんが
中程に陳列棚があり製造直売を行っています
ノーマルな麺だけでなく様々なものを練り込んでいるのがこの店の特徴で、例えばこれは抹茶
他には胡蘿蔔(ニンジン)や甜菜根(砂糖大根)など
1袋80~120元と高くはないのですが、色々食べてみたいけど何パックも買うのは多すぎる!という方にはミックスがありお試しやお土産にぴったりです
お買い得品が欲しい、という方も安心。製造直売ならではの麺が不揃いなNG品アウトレットがあります
さらに材料置き場と思っていた隣のバケツも実は商品で値段が付けられており、麺に使われる小麦粉や打ち粉を買うことが可能
さらに冷蔵庫には干す前の生麺?もありました。売れるものは何でも売ってる感じです
店の向かいにはこんなスペースがありました。ここにも何記手工麵と書かれており、生麺がこの場所で干されて乾麺になるのでした。タイミングが良ければ乾燥中の光景が見られるのでしょう
ということでミックスパックを買ってお持ち帰り、抹茶から茹でてみました
それほど抹茶の風味は感じませんでしたが、喉ごしの良い美味しい麺でした。ごちそうさま。
台湾各地には様々なご当地麺があるので食べ歩き・買い集めをするのも面白いと思います