台北市のUbikeを皮切りに台湾本島西側の各都市では公共自転車の導入が進んでいます。その中でも空白地帯であった雲林縣にもついに導入され、旧正月休みの2月7日より正式運用となりました。
採用されているのは彰化縣と同じMOOVO。外観はこのようになっておりカードリーダなどのシステムは車両に搭載、かごはハンドルではなく本体フレームと一体になっていてUbike2.0とT-bikeを足して2で割ったような感じです
大きな違いはシステムが埋め込まれた専用設計のスタンドがなく、ステーションはただの自転車置き場となっていることです。一応金属のフレームはありますが、そこでなくとも枠内であれば返却可能。ロックは一般の自転車と同じようにタイヤをロックする形でかかります
使い方はUbike2.0とそっくりであらかじめICカードを登録してタッチするか、アプリ+クレジットカードで決済します。実際使ってみた感想は
・貸出/返却はUbike2.0に慣れていれば同じ感覚でいける
・車両の質はUbikeに比べて安定感/滑らかさで劣るがT-bikeなどよりはかなり良い
・ICカードの認識がなかなかうまくいかないことがある
・スマホホルダ搭載は便利
総合点ではUbikeに及ばないものの十分使えると感じました
個人的に画期的であったのはよく行く出張先の交通機関が非常に不便で、わずかに走っているバスを利用するかかなりの距離を歩いていたところ圧倒的に早く移動できるようになったことです。今のところ2都市でしか展開していませんが、今後の増設に期待したいところです