市場での買い物は何も難しいことはないのですが、スーパーマーケットとは勝手が違う部分があります。またタイプによって営業時間や価格に特徴がありますので、それらを押さえておくことが楽しい買い物のコツです。
[市場の基本・コツ]
・朝が勝負
後述するように市場のスタイルによってかなり差はありますが、大まかに言って日中、それも午前がメインの営業時間です。特に露天タイプは午前中で終わってしまうのがほとんどですので、朝なるべく早く行くのがポイントです。大体8:00~10:00くらいを目標に行けば最も活気があり、品物も豊富です。
・安く買いたいなら遅めに
午前で終わる市場では10時頃から値下げが始まり、11時頃になるとかなり安くなっていることがあります。もちろん遅くなると売り切れのリスクはありますが、お買い得品を狙うなら11時頃に行ってみるのもお勧めです。
・月曜に注意
台湾の市場は月曜休市としているところが多く、やっていても店の数が少ないことがあります。月曜日の買い物や見学は避けましょう。祭日は旧正月など特別な連休なを除き営業しています。
・まずは一周
売場が一つのスーパーマーケットは違って市場は小さな店の集まりです。売り方も値段もまちまちで、買った直後に隣の店を見たら半額だったというのもよくあること。まずは市場全体を一周して買いたいものの相場、特に安い店を押さえてから買うのがお勧めです。
・自分にあった店を見つけよう
同じ市場へ何度か通うと店ごとの特徴が見えてきます。いつも価格が安い店、値段は高いけどいいものを揃えている店、他所にはない珍しい品物を揃えている店など。特徴を抑えると効率よく買い物ができます。
・交渉してみよう
市場のいいところは融通がきくところ。例えば2個50元で売っている野菜を1個だけ欲しい場合でも頼めばバラで売ってくれたり、他の商品との組み合わせてもらったりといったことができます。買い手からの値引き交渉はあまり効かないので高いと思ったらさっと他の店に移るのが吉。逆に店の方から安くするのでまとめて持っていってよ、ということはよくあります。もし使うアテがあるなら買ってもいいでしょう。
・会話をしよう
店の人との会話も市場の醍醐味の一つ。とくに日本人であると気づかれると「この前行ってきたんだよ」「娘が日本にいる」「以前日本で仕事してたよ」という展開になることが高確率であります。そうなるとしめたもの。大変盛り上がる会話が待っています。
・写真は声をかけて
市場は買い物をするだけでなく、撮影して回るのも楽しい場所。できればちょっといいカメラを用意して「1枚取らせてくれませんか?」と声をかけてみましょう。反応は恥ずかしがって嫌がる人、バッチリポーズ決めてくれる人が半々くらいでしょうか。前者の場合はサッと引いて、後者の場合は綺麗に撮ってあげましょう。
時々市場の中を撮っていると「あんたどこの者?」と声をかけられることがありますが、ストレートに「日本人から来ました~台湾の市場を見て回るのが好きです」と言えばOK。わざわざ店のディスプレイをいじったり、照明をつけたりいい写真が撮れるようにしてくれることもあります。