員林第一市場は彰化縣に現存する市場の中でも特に歴史ある市場です。外見からはわからない隠れた顔があり、合わせて紹介したいと思います。

市場が所在するのは台鐵員林から徒歩数分の市街地でとても便利な場所です。外見は比較的ありがちな昔ながらの市場といった感じですが…


一歩足を踏み入れるとこんな感じで外見と違わぬ傳統市場の風景が広がっています。建物内をバイクが普通に走っているところまで含めてお約束

奥の方へ行くと観光客にも有名な台中第二市場と似た感じになりますが、こちらのほうが規模が大きく広々とした感じ


しかし更に奥へ進むと突然立派な門が現れました。これは何でしょうか?

入る前に横へ回ってみると門と同じレンガの壁が続いています

つまり最初に見た外観の建物の中にレンガ造りの建物がすっぽり入っているのです。どうしてこんな造りになっているのか?というと元々はレンガ造り部分だけで、後年になって市場の規模が拡大し元の部分を囲むように増築されました。
そしてレンガ造りの部分は日本統治時代の昭和10年に建てられたもので歴史建築の指定を受けており、現役の市場でもありながら古蹟でもあります

まずはレンガ造りの部分を散策




外に出て今度は外周部を散策


こちらは若干商店街のアーケードっぽい雰囲気があります


こちらは中に比べて新しいとはいえ数十年は経っていますので雰囲気は十分レトロ


休憩スペースには傳統市場によくある公共秤が置かれていました

員林はあまり観光で訪れる町ではありませんが、台湾人の生活を垣間見つつ歴史も感じられますのでもし機会があったら立ち寄ってみるとよいかと思います