※今回はほぼ台湾在住者向けの話となっておりますので興味のない方は読み飛ばしてください
現代は何でもスマホで行うのが当たり前の社会。それは旅行においても然り、現地で情報収集をしたり様々なサービスを受けたりするのになくてはならない存在です。となると安定したインターネットアクセスを確保する必要があり、その方法は人によってローミングサービス・トラベルSIM・モバイルルータレンタルなどお好みがあるかと思います。
私はトラベルSIM派なので日本に行くときは毎回購入しているのですが、その種類は実に様々。値段も発売元もマチマチで結局違いは何なのか?どれを買うのが正解なのか?自分の経験を紹介してみたいと思います。
SIMは実店舗・自販機などでも買えますが、ほとんどがネット販売で注文するとこんな感じの小袋が届き、SIMが固定されたプラスチックカード・交換用のピン・説明カードが入っているのが一般的
これを日本に着いたら普段使っているSIMと差し替えればOKなのはその商品でも変わりません
では値段が変わってくる理由ですが、だいたいこのあたりかと思います
・有効日数
これはわかりやすいと思います。当たり前ですが日数が長くなるほど高くなります。同じブランドでも大手ECサイトでは売れ筋の固定日数しか置いておらず、公式サイトで買うとぴったりの日数で買えて無駄を抑えられる場合があります
・通信量
1日1GB(日が変わるとリセット)・7日間で10GB(使用量は期間中通算)・通信量無制限などがあります。無制限にしてしまうと確実ですが、かなり高くなるので自分の使用量を把握しておくのが無駄を抑えるコツ。私はいつも1日1GBまたは近い総容量タイプを購入しています
・対応キャリア
値段の高いものは大手三社の回線すべてが使えるようになっていたりします。逆に安いものはソフトバンクのみというものが多いです
・対応機種(対応バンド)
これは非常に重要な部分です。格安のものは対応機種に制限があることがあり、iPhoneユーザなら問題になりませんがAndroidの場合は注意書きをよく読まないと買ったはいいがまったく使えないことがあります。特にシャープ製などは除外されていることが多い印象
・生産国
安いものは海外製(香港・タイなど)のことがあります。それ自体は悪いことではありませんが、販売業者のサポートが弱いことがあります
・その他
食料品と同じで賞味期限(有効期限)があり、短いものは安くなっていることがあります。期間内に使うならお得です
さて、ここからは実際に買って使ってみた製品の感想などを書いてみたいと思います
1.飛速移動(NT$360/総量10GB/7日間)
ネット旅行社KKdayなどで販売されているSIM。私が試した中では最も安定しており挿せばすぐ繋がり、大手三社に対応しているので安心感があります。カードも白無地ではなく自社ブランドのものでサポートも問題なさそうです。値段は普通で割安感はありませんが、確実に行きたいときはいつもこれを買っています
2.SMART GO(価格不明/毎日1GB/5日間)
原産国は書かれていませんが香港製のようです。カードは白無地。これはスマホに入れても使えず、LINEサポートに連絡するも毎回返信に1日かかり役に立ちませんでした。たまたま予備で持参したモバイルルータで使え事なきを得ましたが、安いけれど注意が必要だと思いました
3.AOTEX(NT$188/1GB/3日間)
これもカードは白無地です。当初スマホに入れても繋がりませんでしたが、手動でAPNを設定したりいじっているうちに繋がるようになりました。繋がってしまえば割と安定していたのでアリだと思いました。
回線はソフトバンクのみ対応
4.citimobi(NT$499/無制限/10日間)
タイからの輸入品のようでパッケージにはタイ語か書かれていました。無制限の割に格安でしたが安定していました。回線はドコモ。欠点は回線の国籍がタイになり、Googleマップを開くとバンコクの地図がデフォルトで表示されたりタイ語のメッセージが届いたりしました。現在は少々高くなっているようです
5.DJB(NT$530/毎日500MB/14日間)
以前はDaijobuというブランド名で売られていました。日本人からすると逆に本当に大丈夫?と思ってしまうネーミングですが、大丈夫でした。飛速移動同様自社製で大手三社対応、特に割安感はないですが安定していて安心して使用できます。余談ですがこの時初めて毎日500GBプランを購入、夜足りなくなって速度制限がかかったのでそれ以降1GBを購入するようにしています
最後に逆に台湾へ来る場合、トラベルSIMを利用するなら何がいいか?ですが、到着空港で電信会社のカウンターに行って購入するのが良いかと思います。5日間無制限のものがNT$300程度で購入でき、設定もやってもらえるので便利。通話できる電話番号も付くのでSMS認証が必要なサービスにも登録可能です。
値段は横並びなので会社はお好みですが、中華電信か台灣大哥大が良いかと思います。遠傳は若干エリアが狭めでハイキングに出かけたりすると使えないことがあります