玻璃博物館は彰化の臨海工業区にある博物館です。台湾ではこういった工場併設の「博物館」が多いですが、博物館とは名ばかりで中身はただの売店ということもしばしば。しかしここは割としっかり博物館していて見ごたえもあったので紹介したいと思います。
博物館が所在するのは前述の通り臨海部で、有名な観光地鹿港の少し先になります。アクセスは台灣好行バスが通っていて始発は高鐵台中駅。彰化駅を経由する便としない便がありますが、所要時間に大きな差があるので後者に乗ったほうが良いです。
それでも路線の終点なのでそこそこの時間をかけて到着。付近はまさに工業区の雰囲気
個人客は少なめで団体さんメインの様子
メイン建物へ入る前に向かって右手にある玻璃媽祖廟へ向かいます。一見すると普通の廟ですが
中に入ると中央に池があり黄色を基調とした他所では見られない独特の雰囲気がありました
正直それほど玻璃(ガラス)感はなかったのですが、額の後ろはガラス製でした
実はここが真価を発揮するのは夜のようで、写真を見ると全体が光りなかなか綺麗なようです
では本館の方へ。建物の外壁には海の絵が描かれていますが、これは中にあるガラスで海底を表現した施設を表しているようです
脇の草むらには朽ちたバス停があってちょっとシュール。ちなみにバスのりばはここではありません
驚きなのが営業(開館)時間。なんと朝8時からやっていて年中無休とすごいやる気です
一階は売店がメインで様々売り場があります
商品ですが精巧なガラス細工は見ていて楽しいですね
装飾品だけでなく実用品の売り場もあります
数十元の安いものもあり気軽に買えそうです
観光工場らしく実演販売などもやっています
これはガラスで作った住居表示版。お洒落ですが我が家では家のほうが負けてしまいそうです
カフェもあり、コーヒーを注文するとガラスのカップが付いてくるあたりガラス博物館らしいいいサービスですね。値段も安いです
ただいきなりPCの電源ケーブルを売っていたのには面食らいました
こちらはガラスの部屋。海底や宇宙を表現しているようで、ここだけ有料エリアになっています
一人で入っても寂しいので見送りましたが、モニタが設置されており中の様子がわかるようになっています
入場の際には専用のサンダルに履き替えるようになっていて、有名人が使ったものはサイン入りで飾られていました
(後編に続きます)