今回取り上げるのは新北市瑞芳區にある奇岩系風景スポット象鼻岩です。台湾36秘境の一つに数えられ、かつては知る人ぞ知るスポットでしたが近頃は有名になり多くの人が訪れるようになっています。
メインとなる象鼻岩以外にも絶景や軍事遺跡などもあり、一粒で何度もおいしい訪れる価値のあるスポットです。
秘境への入口となるのは深澳發電廠停留所。基隆駅~褔隆駅を結ぶ路線などが停車します。
降りたら漁港方面の道に入り、行き止まりになるまで歩きます。
途中海鮮料理店が点在しているのでここで昼食を頂くのあり。
15分ほど歩くと舗装道路の終点に着きますが、絶景スポットは左の砂利道を進んださらに奥にあります。
海岸線を進んでいくと最初に見えるのは奇岩の密集する岩場。
野柳とよく似た雰囲気です。近所ですし、同じ地質なのでしょう。
そして絶景。
落ちたら海の藻屑。柵などはありませんので、十分な注意が必要です。
最初の海岸とはまた違ったタイプの奇岩。
そしていよいよこのスポットの主役、象鼻岩に到着です。名前の通り象の鼻のような形をした奇岩で、鼻の先は海中まで続いておりアーチ状になっています。
鼻の先を覗いてみました。高所恐怖症の人にはかなりきつそうな光景です。
そしてこの岩、特に規制はされていないのでなんと登ることができてしまいます。
象鼻岩の先にはまた絶景。火サスのラストに最適です。
別の方向を見るとこちらには奇岩で埋め尽くされた浜辺が。
また付近には軍事施設の遺構が残っていました。
この手の地形スポットというと野柳が圧倒的知名度を誇りますが、スポットの魅力はこちらも負けていないと思います。基隆や九份などと組み合わせて回ることもでき、時間が許せば訪れてみたい場所です。
象鼻岩景觀區