相変わらず衰える気配が見えないコロナウイルスですが、台湾でも様々な影響や変化が出ています。

感染者数は4月12日現在385人、増加している人数の半数以上は海外からの帰国者です。
新たな感染はほとんど抑えられている状況で、政府機関が目に見える形で頑張っていることもあり安心感があります。

生活もほぼ普段どおりで皆さん普通に出歩いていますが、やはりあちこちで変化が起きています。

・外出にマスクは必須
4月初め頃からほぼすべての公共交通機関はマスクをしていないと利用できなくなり、商業施設市場などでもマスク必須のところが増えています。さらに検温もあり、37.5度以上は利用を拒否されるため普通の風邪でも発熱すると致命的です。

・公共交通利用者の減少
大勢が密閉された空間に集まる公共交通機関の利用は避けられる傾向にあり、市バスやMRTでは2割ほど減少しているようです。
乗車時間が長くなる長距離移動はさらに利用減が目立つ状況。

これは日曜日9:46に台北駅発車時点での車内ですが、見ての通りガラガラ。板橋からそこそこ乗ってきましたが、それでも30~40%の乗車率であったと思います。

逆に他人との接触を避けられるレンタカーは人気で予約が取りづらくなっています。

・施設の休止
まだ数は多くないですが、自主的に営業を取りやめる施設が出始めており行ける範囲が徐々に狭くなっているように思います。人の多い廟などでは動線をコントロールするようになりました。

・外出先の変化
閉鎖はされていなくても人の多い著名な観光地を避ける人が増えたためか、マイナーな(これまで不人気であった)スポットに人が集まり始めています。