※大部分の写真は走行中のバス車内から撮影しているためブレがあったり、傾いているものが多くあります。あらかじめご了承ください
前回投稿した南部横貫公路の記事で中部横貫公路にも触れましたが、丁度その翌週に訪問してきましたので紹介したいと思います。
中部横貫公路は台中市の東勢から花蓮縣の太魯閣に至る187.8キロの路線で、省道8号線と一致します。
南部横貫公路と違い全線通行することができますが、一般車通行不可の仮開通区間があるため公共交通の利用が必須。今回は花蓮側から東勢へ抜けてみました。
起点(終点)は太魯閣付近ですが、バスの始発である花蓮駅から乗車します。
10分前に出た台灣好行天祥ゆきは大型バスで割と混んでいましたが、こちらは中型バスで乗客は5人ほど。
花蓮市街を抜けてタロコ方面へ。台灣好行のような観光路線バスではないので途中の集落に寄り道していきます。
9:20 宜蘭方面の9号線と別れ、8号線に入りました。一応ここからが中部横貫公路となりますが、実は元々9号線であったのを編入し延長された区間。
9:26 中部横貫公路の牌樓が見えてきました。以前はここが8号線の終点で、実質ここから始まると言っていいかと思います。
この先がタロコ渓谷となり景色も一気にそれらしくなります。
と思いきや牌樓から長春祠あたりまでは台中→花蓮方向の一方通行で、バスは右へそれて別ルートを走ります。
9:37 タロコ渓谷のど真ん中、ダイナミックな景色の中を走行中。
バスはかなりのスピードで爆走しているのでカメラを構えるのはなかなか難しいのですが、スピードが落ちた隙間を狙って撮影。
かなり苦労して開通させた道だということがわかります。
9:47 天祥ターミナルに到着。一般的な観光ルートはここまででこの先から一気に本数が減る区間に入ります。
先が長いのでここで最初のトイレ休憩。珍しくここから乗り込んでくるお客さんがいました。
白楊步道付近
先程のお客さんは西寶で下車。農場があるようです。
その後も崖沿いの細い道が続きますが、標高が上がって渓谷を抜け開放的な感じに。
この路線は梨山に至るまでに標高2500mを超える地点を通過し、外の風景も様々に変化していきます。
洛韶を過ぎ標高1500mが近づくと雲の中に入り、霧がかかったようになりました。
(次回に続きます)