週末休み、疲れを取ろうといつもの金山エリアの温泉へ出かけてきました。
ところがコロナウイルスの影響で金山區・萬里區が管理するすべての公共温泉が閉鎖されており、浸かることができないという事態に。民間運営の施設は大丈夫なので、これまで入ったことのなかった金泉溫泉を試してみることにしました。

建物外観。かなり年季が入っています。場所は金包里公共浴室のすぐ隣。

正面入口。誰もいないのかな?と覗いていると2階から「お兄さん温泉入るの?降りていくわ」とおばちゃんの声が。

受付カウンターもレトロ。


料金は1人用個室風呂で100元とかなり良心的。なおここはすべて個室の貸切風呂で大浴場はありません。利用時間は40分と短めですが、長湯をする人でなければ十分だと思います。
タオルや石鹸もあり、手ぶらで来ても大丈夫。

狭い通路を抜けると

個室風呂が並ぶ場所へ出ます。日本で言うところの昭和の香り、それも昭和30年代くらいのテイストが濃厚。
どこでもお好きなところでどうぞと言われましたので、適当に1室選んで中へ。

するとこれまた昔懐かしい丸タイルが敷き詰められた浴槽が。蛇口は水道水と温泉の2つがあります。
設備はこれと手前にある荷物棚くらいで無料の施設とほぼ同レベル。体を洗うときは水道水の方を使います。

お湯を張ってみたところ。黄金湯と呼ばれる濁った湯が特徴で、この色は鉄が酸化したものなので少し鉄臭さがあります。
隣の公共温泉とは泉質が違っているのが面白いです。

私は大浴場派ですが、貸切風呂ならではのメリットもあります。好みの湯加減に調整できるところもその一つで、ゆったり堪能させていただきました。
まだこのご時世、狭い空間での他人との接触を避けられるのも大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

かなり味のある施設でお世辞にも観光客向けとは言えませんが、湯もよく温泉好きの方は来てみて損はないと思います。