淡水駅から更に北へ行った場所に季節限定のお花見スポットがあります。台湾で花見というとやはり梅や桜がメジャーですが、ここで見られるのは藤。台湾随一の藤見スポットでしたが、今年を最後に閉園するということで友人を誘い見に行ってきました。
さてこの企画、メンバーの予定を合わせるためかなり前もって企画していました。計画時の開花予想では丁度見頃のはずでしたが、その後急遽開園を一週間早めるという発表が。
しかし予定を変更することはできず、いざ当日着いてみると無情にも「今年はもう終わりました」の看板が…なんといきなり遠足のメインテーマ消滅です。
しかしそれで諦めてはいけません。実はこの藤園、規模が大きいだけでなく離れた場所に二箇所あるのです。一応もう一箇所へ移動してみると…こちらはまだ開いてました!今日で終わりとのことで、本当にぎりぎりでした。
チケット売り場。1年に2週間程度しか開かないので簡素な仮設のもの。チケット購入時に「もう花はほとんど終わってますがいいですか」と確認されました。
面白いのが入園料が変動すること。見頃が定価の最大料金300元でこの日は200元、これが最低料金なのではないかと思います。かなり強気な設定ですが、運営に多大なコストがかかるのでやむを得ないとのことでした。
面白いのはもう一つ。ベタベタと貼られた禁止事項の中にこんなのが
「奧客」とは無茶な要求をしたりする面倒くさい客、クレーマーのことで「面倒なやつ、文句を言うやつは来るな」といった感じです。
さらにこんなのも。マナー違反の撮影(花に近づきすぎて触れるなど)したら仕方ないから晒し者にするよ、と書かれています。
これは実際の客ではなくスタッフの「悪い見本」でしょうが、独特のセンスの注意書きですね。
で、早速入園。パッと見でもう花が少ないのがわかります。
全体先にちょっと寂しい感じ
しかし完全に散ってしまっているということはなく、遅咲きの株はまだ十分見頃でした
園内には何故か謎のモアイ像が
コスプレを撮影をされている方もいました。中華系あり
ヨーロピアンスタイルあり。
藤棚の下にはあやめも植えられていて
こらも綺麗でした
閉園となってしまう理由はやはり運営コスト。毎年わずかな期間しか開けられないため、いくら人気があって高めの入園料を設定しても割りに合わないようです。
最初で最後となった藤園訪問。ともかく一度は来られて良かったと思います。