花蓮鐵道文化園區は花蓮市の中心部にある鉄道系の観光スポットです。日本統治時代に建設されたかつての花東鐵路の一大管理拠点であり、ナローゲージ時代の旧花蓮駅もこの場所にありました。

新線開通時に新しい花蓮駅が現在地に作られ、その後旧花蓮駅は廃駅に。さらに時代が進み管理施設も廃止となりました。
その後は例によって荒れてしまうのですが、価値を認められて修復され鉄道古蹟の中でも特に完全な形を保つ施設となっています。

東大門夜市の向かいが入口

一歩入るとすぐに立派な建物とロータリーが迎えてくれます

敷地の一角ではフリーマーケットが行われていました

本館へ入る前にまず左手の建物へ向かいます。ここはかつて運行管理センターがあった場所

二階へ上がると「きっぷうりば」が出現

ここは阿榮師文化工作 762書庫という本館とは独立して黃家榮という方が開設している展示スペースで、彼の収集品を見学することができます

貴重な日本統治時代に制作された車両型式資料

花蓮の茶葉を使用した飲み物なども売っており、テラスでは簡易カフェとして本館を見下ろしながらお茶を頂くことが可能

まだまだ整備途中でこれから色々追加されていくようなので、後日また訪問してみたいと思います。

では本館の方へ。敷地は道路を挟んで二箇所に分かれており、こちらは「一館」と呼ばれるエリア

入って正面は中庭。中央に設置された蒋介石像に時代を感じます。かなり気合を入れて修復したようで、建物の状態は大変良好

まずは右手の「旧工務課」へ

ここは売店になっていて花蓮の特産品などが売られています

台湾の有名なお菓子「乖乖」のご当地バージョンがありました。パッケージだけでなく中身も違うようです

花蓮の駅名標を模した看板も設置されており、このデザインの絵葉書も販売されていました。「幸福」「快樂」の部分はハンコ押しできるようになっており、好きな言葉を組み合わせられるようになっています。

後編に続きます