次に向かったのは所長室

ここは展示スペースになっており、鉄道関係の設備や道具などが展示されています

先程通ってきた通路に面している出札口を模した窓口にはしっかり硬券差が置かれているのが熱い

展示物は駅員が使用していた比較的小さなものから

駅施設の一部となる大型のものまで様々


やはりきっぷ関係は惹かれますね



これは着札を回収するための袋ですが、廃止された香蘭站のものなのがこれまた熱いです。ほとんど利用者はいなかった駅なのでこれが一杯になることはあったのでしょうか?

保線用具コーナー

係のおばちゃんからこれは珍しいよ!と言われたのがこの中文タイプライター

びっしり並んだ粒の一つ一つがみな違う感じなんですね

ここまで綺麗に揃っているのはなかなかないそうです

展示室を出て奥の方へ進むとジオラマ展示室

当時の花蓮市街を再現していますが、相当な力作です。これを見ると付近一帯今の様子からは想像ができないほど線路だらけであったことがわかります

旧食堂には

いい感じの休憩スペースがありましたが一般開放はされておらず、職員専用のようです

続いて道路を渡り、二館エリアへ。こちらは工務課などがあったところで、現在は蒸気機関車などが展示されています


転車台跡と思しき円形のスペース

草むらにポツンと立っている信号機は当時の位置のままなのでしょうか?

そして敷地の隅にちょっと変わった施設が

これは拘留所で、軽犯罪者(鉄道なので窃盗犯や器物破損など)を収容するのに使われていたそうです。

展示内容も濃く、満足度の高い施設でした。便利な場所にあり、近くのスポットと合わせて回ることもできますので花蓮市街散策の際には立ち寄ってみるとよいかと思います。