台中での仕事を終えて帰ろうと列車の時刻を検索すると19:33発の莒光號に「8月7日まで商務車廂(グリーン車)予約可。運賃は自強號で計算」という表示が出ました。ということで折角なので普通車ではなくこちらを買ってみました。

最初指定席券売機へ行きましたが観光列車という特殊な種別のせいかこの列車自体表示されず、窓口へ行って購入。きっぷはこんな感じです。列車番号が52Fと少々特殊な感じになるのと、商務車廂と小さく印字されるのが特徴。

余談ですがこのきっぷは使用後にスキャンしたものです。しかし何故か入場時に穴が開かず、台北も出場時は元々穴あけしない設定のため未使用のように見えます。

車内はこのように1+2の座席配置。シートは大きくゆったりしています。若干残念なのは座席間隔は広いのにフットレストがないことです。


見ての通り空いていて立席乗車も禁止されている列車のため静かで実に快適です。しかもすぐ後ろを走る自強號より所要時間が短いので利用価値は高くお得感のある列車でした。明日からもグリーン車自体の連結はあるようですが、旅行商品となり通常の方法では買えなくなるようです。しかし普通車でも安くて自強と所要時間が変わらない(個人的には座席レベルも一緒だと思う)なら価値はありそうです。

ちょっと奇妙だったのが天井にずらりと列んだバスに付いていそうなエアコンの吹出口。高い位置にあり乗客が調整できるわけでもなく事実上固定式なのですが、普通の吹出口ではだめだったのでしょうか。まさか車掌が棒でつついて調整するわけではないと思いますし。

ところで乗車した区間ではきっぷの拝見は来ず、チェックしなくていいのかなと思っていたのですが桃園から明らかにこの車両の客ではなさそうな人が乗ってきた時掃除のおばちゃんが「あんたきっぷ持っているの!?」とすかさず声をかけていました。そして案の定持っていないとわかると車掌を呼びステレオで説教。なるほど、そういう仕組みだったのですね。
ちなみに台中での乗車時もドア口で係員がきっぷをお持ちですか、と声掛けしてICカード利用客をブロックしていたので割と徹底している印象です。