日本ではほとんど見かけませんが、台湾ではメジャーな果物の蓮霧(レンブ)。屏東縣南部が一大産地で枋寮以南の国道沿いにはシーズンになると直売の露天が立ち並びます。
大抵1~2種類の蓮霧を売っていることが多いですが、この日見かけた露天では何種類も売っていました

蓮霧=赤色のイメージですが、緑や白のものもあり実にカラフル

1個から買えるので全種類1つずつ購入。蓮霧の値段はピンキリですが全部で150元、白だけ別に計量していたので値段が違うようです

洗って半分に切り、ヘタの部分を削って盛り付け。順に試食してみました

1番

果物店やスーパーなどでよく目にする最もメジャーなタイプ。薄い赤色でりんごをかなりあっさり目にしたような味で、控えめな甘さがあります。外側はパリッとしていていて中はスポンジ状でふわっとした食感なのが特徴

2番

これもそこそこよく見かける品種。見た目は味が濃そうですが実際には逆で、色が薄い1番よりこちらの方がさらにあっさりしています。細身でスポンジ状の部分が少なく、よりパリッとした食感

3番

トマトのような見た目。切って驚いたのは中が完全に空洞になっており、直径1cmくらいの大きな種がいくつも入っていたことです

今回試食した中では一番甘みが強く、美味しかったです

4番

緑色の蓮霧。赤いものとは明らかに風味が違い、スイカの皮に近い部分を食べているような感じ。実の甘い部分は割と美味しいのですが、そうでない部分はちょっと青臭さがありました

5番

一番想像がつかなかった品種。甘みがまったくなく、生の野菜をかじっているような感じで正直ちょっときつかったです

ということで一般的な赤い品種が無難で美味しいという結論になりました。ただ蓮霧はモノによって結構差が激しく、また違う店や時期に買ったらまったく別の結果になるかもしれません