毎年元宵節前後に各地で開催される燈會(ランタンフェスティバル)。その中でも国家規模のものが台灣燈會で毎年開催地が変わり、今年は高雄です。
愛河灣(港湾)・衛武營(都市公園)の2会場で開催され、愛河灣→衛武營の順で回ってきました。
時間に余裕を持って回れるよう点灯開始時間の18時前を狙って愛河灣会場最寄りの鹽埕埔駅に到着、駅を出ると早速案内看板が立っています。この時間はまだ明るいのでそれほど混んでいません
横断幕。パンフレットなどもこのデザインが使用されています
ところで今回公式サイトで割引になった交通機関の24時間券を発売していました。99元でMRT・バス・ライトレールが乗り放題、渡船は2回利用可、Ubikeは最初の30分が乗り放題となっています。単に2会場回るだけでは逆に高く付く可能性がありますが、私は翌日の行程も含めて十分割安になりそうなので購入しました
他におまけでランタンのペーパークラフトを貰える権利がついています(先着20万名)
会場近くのライトレール駅に着くと丁度列車が滑り込んできたので飛び乗り、一番端の哈瑪星エリアから見ていくことに。ここではレールにランプが取り付けられ、線路に沿って流れていくアートが設置されていましたがまだ明るすぎあまり綺麗に見えず。真っ暗になれば闇の中を光が走りかなり見栄えがしそうです
岸壁の方へ移動してくると光るアートが点在。この作品は次々に色を変え、見ていて飽きません
このエリアには一般的にイメージされるランタンはなくアート作品に特化しており、光の美術館といった風情
そもそも港自体がうっとりする美しさ
港といえば灯台ということで離島を含めた各地の灯台を模したオブジェクトが多数設置されていました。それぞれの出来はなかなかのもので、さらに実際の位置関係と同じになるよう置かれているなどこだわっています
この歴史的な標語が書かれている灯台は実物を見てみたいと思いましたが(おそらくは軍管理の)小さな島で訪れるのは難しそう
橋を渡り別のエリアへ。この頃になるとかなりの人出になってきました
橋の向こう側には巨大なタコ
この花畑も様々な色に変化します
光の龍
一番印象に残った作品がこれ。台湾ドリームというタイトルで誰もが一度は見たことがある街角の看板が再現されており、台湾人の心に刺さる作品となっています
このあたりは消えゆく看板というテーマで、時代の変化で見かける機会が減っている看板を取り上げています
東の端へ来るとなんと開催期間中限定の橋がかけられていました。かなりしっかりした造りでとても仮のものとは思えません
橋の上から普段は撮れない角度で一枚
海の上にも光の輪が回転するアート作品が設置されています
渡りきったところにライトレールの駅があり、鹽埕埔駅へ戻りMRTに乗り換え衛武營会場へ向かおうと考えていましたが混んでおり30分待ちとのこと。そこですぐに乗れる逆方向の列車に乗り、少し遠回りして別の駅から衛武營へ向かいました。