地震の被害が大きかった玉里への応援を込めて続けて関連記事を上げたいと思います。
今回紹介するのは玉里~東里間玉富自行車道(サイクリングロード)です。ここは元々台鐵花東線(台東線)の旧線跡で、電化・直線化に伴う線路付替えで廃線となり、サイクリングロードに転用されました。今回玉里で時間があったため、自転車を調達して全線走行してみました。
自前の自転車がない場合レンタサイクルを利用することになり、駅付近に何軒かありますが今回お世話になったのは自由行租車行さん。変速機付自転車が休日3時間100元(平日は5時間)で、多客期に料金を上げず時間を短くするところに好感が持てます(玉富自行車道は往復2時間以内でいけますので3時間でも十分です)。
他に駅を出てすぐ右手のチェーン店TR9さんも良さそうです。ここは乗り捨てサービスがあります。
さて、出発です。台東方面に進み最初の踏切そばに入口があります
すぐに新線の線路と分かれて左に大きくカーブしていきます。旧線もここから分岐していました
ここから線路跡に入ります。現役時代は玉里駅を出てすぐかなりの急カーブであったことがわかります
右手を見ると新線の鉄橋が見えました
90度方向を変えた線路は東へ向かい安通方面を目指します
そして鉄橋へ差し掛かります。パッと見新しく鉄道の雰囲気はありませんが、
途中で脇を見るとわずかに遺構がありました。このでっぱりは正しく鉄道のもの
そして橋の真ん中に見どころがあります。県境が書かれていることはよくありますが、ここはスケールの大きい岩盤プレートの境界となっています。このおかげで大地震が起きてしまったわけですが…
また橋にはもう一つ遺構がありました。線路はほとんど剥がされていますが、ここにはわずかに残っています
橋を渡るとまた右へ90度カーブし、木々の中を進む感じに
脇には枕木を再利用したと思われる柵がありました。これも遺構と言えるでしょうか
旧安通駅に到着、ここで一休み
コース紹介の看板がありました。今回走っているのは赤線の区間
安通を出るとほぼ一直線に東里を目指します
しばらくすると視界が開け、国道が近づいてきました
道が二股に分かれると間もなく終着東里です。線路もここで分岐していたのでしょうか?
列車(1両編成)は東里駅1Bホームに到着
この時点はホーム上屋が綺麗に残っていますがまさか一週間後に倒壊してしまうとは…
サイクリングロードはホーム終端で折り返していますが、廃線跡はもうしばらく続くので追求します
すると駅を出てすぐのところに少し線路が残っていました
その先は何もない原っぱ
このあたりで線路と交差していたはずですが、綺麗に埋められています
しかし更に進むとまた遺構が現れました
ここも旧線路敷ですね
この不自然な草むらも同じく
これ以上は進めなくなりました。右手から新線が近づいてきておりこのすぐ先で合流しています
私はここで引き返し安通溫泉へ向かいました