台湾の街歩きをしていると時々不思議なアルファベットに出会います。比較的よく見かけるのが食べ物に使われる「Q」で、これは弾力のあるモチモチした食感を表しています。
そんな中特に謎が深いのが「K」。あちこちで使われている割にその意味がなかなか掴めずモヤモヤしていましたが、ついに回答を得ることができましたので紹介したいと思います。

まずこちら。比較的見かける「K書」です。この例を含めたいくつかのKに共通する意味が「とことんやる・がっつりやる」というもの。書は日本語の本であり、本をしっかり読む・勉強する場所という意味になるわけですね。さらにこのKには「啃(発音はken)」、日本語で読書の意味も込められていると言われています。

次はこちら、K網。網とはネットでそれをとことんやる場所、つまりネットカフェとなります。これを撮ったとき傍にいた友人(台湾人)にすぐ聞いたのですが、意味がわからないと言われそれ以来Kが謎となってしまっていました。世代によっては通じないのかもしれません。

3つ目のK。とことん歌うという意味とKTV(カラオケ店)を兼ねているようです。

最後のKはこちら。赤いKとは何ぞや?これはこれまでの3つとはまったく異なcarrotの略なんだそうです。carrotことニンジンは赤いに決まっているんだからわざわざ紅なんて付けずKだけでいいじゃん?と思いきや実は白Kもあり、こちらは大根を表しています。中国語表記だと人参は「紅蘿蔔」、大根は「白蘿蔔」となっており、「蘿蔔」の部分をKで表しているというわけですね。

Q・K以外のアルファベット表記もあり、色々意味を想像してみると面白いかもしれません。