今年は民國111年で11月11日は1が7つ並ぶということである意味先日の月食(ちなみに台北では見られなかった)よりレアな日であり、この日の日付が入ったきっぷを求める人たちが大勢現れました。前回が99.9.9で4桁でしたのでまさに桁違いのレアさですね。
現在機械発券のきっぷはすべて西暦化されており、1並びを入手するためには数少ない手売りの硬券発売駅などを狙うことになります。私もご依頼をいただいていたこともあり前々から仕込んで加祿駅まで買いに行ってきました。実際に購入はしなかった駅についても様子を見てきましたので合わせてレポートしたいと思います。
まずは実際に購入した加祿から。列車とバスを乗り継いで11日午前中に到着しましたが、前に列んでいたのは3人ほどですぐに買うことができました
この時点ですでに普快票は120元以下の口座がすべて売り切れていました(高雄はありそうに見えますが実際には売切れでした)。実は規則上3日前から購入可能であり、高雄以外今朝の時点でもうなかったようです
結局勝率(購入予定であった口座のうち実際に買えたもの)は6割ほど。區間が全口座あったのは意外でしたが、在庫限りの普快と違って事前に増刷しておけることや特定口座に人気が集中しているのがその理由です。行列にはならないものの購入者が途切れることはなく、他の人が買っているきっぷを観察していると2つのパターンがあることがわかります。
半分は非鉄な人たちでリストを見ずに東海ゆきを何枚も指名買いしてきます。これは値段が安くしかも縁起物であるのが理由で、運賃同額の枋山ゆきがあるもののこちらは購入されません。そしてもう半分が私を含むきっぷ収集に興味のある鉄分高めの方々で、普快中心に複数口座を購入し東海だけでなく少々マニアックな着駅である枋山も含める人が多いです。
私が購入したきっぷ
昼食を取って戻ってくると區間の鎮安も売切れていました
続いて永康駅のレポート。ここは最も知名度のある縁起物きっぷ永康-保安の発売駅であり、一番人が集まったところでした。現場はとんでもない長蛇の列になっています
Googleマップで測ってみると列は300mを超えており、整理券は日が昇る前に配り終わったとのこと。この時点ではすでに券を受け取った人を消化していることになりますが、当分かかりそうな感じでした。そんな中ちゃっかり選挙の宣伝をしてしまう候補者はさすが
ネットニュースによると徹夜組もかなりいたようで、まさに「乱」でした
列の先頭である窓口を覗いてみるとなんと平常時と同じでその場でダッチングしながら売っているようで、これでは時間がかるのもわかります
確実に売れるとわかっているのですから事前にある程度の枚数ダッチングを入れておき特設テーブルを用意、会計係・お渡し係の複数人体制で売るなどの記念きっぷセットと同様の対応が良かったではないかと思います
対になる保安駅でも発売しているので様子を見に行ってみました。こちらは永康に比べると圧倒的に知名度・人気が低いため行列は短かったですが、発売枚数も少なかったため同様にかなり早い時間に整理券はなくなったようです
同様に縁起物硬券を売る追分は話題に上がりませんが、やはり混んでいたのでしょうか?
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おまけ
折角金崙までのきっぷを購入したので実際に乗ってきました。何度が登場している最後の手動扉・復興號車両の區間車です
やはり客車列車はいいですね