台鐵の小駅を巡るシリーズ、今回は宜蘭線の龜山駅です。宜蘭縣最北部に位置し、龜山島までの直線距離が最も近いことからの命名ですが、実際に島への玄関口となっているのは連絡船が発着する烏石港に近く優等列車も停車する頭城駅となっており、こちらは地元民が利用する小駅となっています。
到着する列車は區間車のみ。EMU500が活躍しています
ホームは単式+島式の2面3線
両端の駅までは4km程度で、天気が良い日ならゆっくり海沿いを一駅散歩するのもいいかもしれません
駅舎は宜蘭線でよく見られる標準的なスタイルとなっています
自動改札機はなく簡易ICカードリーダ、出札は有人窓口のみといかにも小駅らしい構成
この窓口では去年から硬券を発売しており、収集者の間では知られた駅となっています
外に出てきました。四腳亭や大里などに似たこれも宜蘭線らしい標準的な設計です
何故か跨線橋はホーム同士を繋ぐもの以外に改札口を通らず直接外へ通じるものも設置されています(使われてはいないようですが)
では付近を散歩してみます。駅の出口は石段がありちょっと神社風
駅前は国道2号線が通り、住宅が点在
路線バスも通っておりそちらでのアクセスも可能ですが、停留所名は龜山ではなく更新となっています。これは駅名の由来が島なのに対しこちらは地名が由来であるため
付近のスポットと言えば駅至近の梗枋漁港。そこそこの規模がありますが市場などはなく、「捕る」に徹しています
引き続き東へ向かって散策
遊歩道がありました
ここから駅名の由来になった龜山島を見ることができます
国道を渡って山側へ行くと移動販売車が来ていました。このあたりは商店もないので貴重な存在
廟の門がありましたが少し遠いようで今回はパス
その側には廃止された橋が。もしかして国道の旧道だったのでしょうか?
奥に進むと小川に凝った橋がかかっておりちょっとした散歩コースになっていました
駅に戻ってきました