今月24日に統一地方選挙が行われるため現在各地では選挙戦が盛り上がっています。台湾の選挙運動の仕方は日本とかなり違うためちょっと紹介してみたいと思います。

メインとなるのは横断幕や幟です。ポスターなどといった生易しいものではなく、目立ってナンボ、建物の壁一面を覆うような大きなものがザラにあります。○の中に書かれている数字は候補者番号。


日本のように決められた掲示板に貼りなさいということはなく、資金力さえあれば場所を買収していくらでも設置できるようです。

ところで上の2枚↑とこの2枚↓には違いがあるのですが、わかりますでしょうか。


後の2枚は候補者番号が取って付けたような感じに書かれています。実はこれ、選挙の前から張られているもので候補者となって番号を割り振られた時点で追記し選挙ポスター(横断幕)に転化させています。前の2枚は選挙開始後に設置されたものですので初めから番号が印刷されています。
これらの中間として選挙戦が始まる直前にフライングで設置されたものには候補者番号を追記する空白の欄が予め用意されているものがあり、正式に候補者番号を受け取った時点で追記するようになっています。事実上事前運動が行われていることになります。

選挙カーもありますが日本のように迷惑な大声で叫ぶということはなく、静かに走り回っているのみ。

以前は多少なりとも音を出している車や派手に改造した車を見かけましたが、規制が強化されたのか今回は見かけていません。

そして街頭でのティッシュ配りやポスティング。

ところで私の住む選挙区の候補者にはちょっと有名な人がいます。

何故かこの人、いつも掲示物は歴史物のゲーム風です。よく見るとこの横断幕も後から番号を追記していますね。

今日ゲーム風でないものを見かけ、逆に衝撃でした。流石に他の候補者と一緒ではゲーム風にできなかったようです。