ほぼすべての地域に茶畑がある台湾ですが、その中でも特に知名度が高いのが南投にある八卦茶園。海外向けのプロモーション動画に登場したりするので名前は知らなくとも見たことがる、という方も多い茶園です。
南投縣竹山鎮に所在しますが町の中心部からは車で50分ほどかかり、公共交通は一切ないので自家用車・レンタカーでのアクセスは必須となかなかハードルが高いのですが、隣の鹿谷へ春茶を買い出しに行ったついでに足を伸ばしてみました。
距離もさることながら最終区間は対向車に出会ったらバック必至の細い道を抜けてようやく到着!この日は晴れの予報でしたが山の上は別、と言わんばかりの真っ白な景色が展開しています
なお道は狭いですが、終点にはそこそこの台数停められる駐車場があるので抜けてしまえば一安心。国内でも有名でこの不便さでも結構訪れる人がいます
駐車場のすぐ手前に目的の八卦茶園があります。天気が今ひとつなのと春茶が摘まれた直後であったため木が黒っぽくベストとは言えない状況でしたが、山肌のうねりに沿って設けられた茶畑の独特の雰囲気は伝わるでしょうか?
道を挟んだ反対側にはこの茶畑の主である雍富成記さんの製茶所があり、ここで茶葉を購入したり茶芸を楽しんだりすることができます。壁には八卦茶園をベストシーズンに撮影した写真が掲げられており、新茶は手に入らないけれどビジュアル的には茶摘みが始まった直後に来るのが良さそうです
NHKも取材に来ていました
駐車場からさらに奥へ進むと展望台がありますのでそちらへ行ってみます
中間地点にある休憩スペース、八卦迴音涼亭
もう少し上を目指します
このあたりの茶樹は刈り取られてから時間が経っているようでもうかなり新しい葉っぱが生えてきていました
最上部のベストビュー景観台に到着しましたが残念、ここも背景が真っ白でわりと普通の茶畑になってしまいました。しかし空気はとても気持ちがいいです
小道を下って戻ります
八卦迴音涼亭を上から
帰り道に別の場所で車を止めて茶畑を撮影。丘一つまるごと茶樹で埋め尽くされている様子は圧巻です