前回に続き以前から気になっていつつも行かずじまいであった史跡を巡っていきます。今回取り上げるのは吉野神社遺址(吉野神社跡)です。
鎮座地は慶修院から徒歩10分少々といったところで、このあたりが当時移民村の中心であったことがわかります。
元鎮座地前に到着。ここが正面参道で、今も面影があります
向かって右側には台座だけになってしまっていますが灯籠が残っていました
当時の写真もありました。写っているのは社殿向かって左側ですが、右側も同じであったと思われます
後で貰ったパンフレットにも写真があったので一緒に撮影
他に当時のものがないか探してみました。すると本殿向かって左手に石碑がありました。似たようなものが豐田の神社跡にもあったのでおそらく、と思って近づくとやはり当時の開村記念碑でした
更にその奥には原っぱにぽつんと「鎮座記念」と書かれた碑がありました。場所がちょっと不自然な気がしますが、当時とは様子が違うのでそう見えるのかもしれません
裏には明治45年とあるので最初の移民村である吉野ができた当初に建てられたのでしょう
本殿向かって右側には広々とした空間
そして180度振り返る感じで立派な建物(Hakka生活館)があり、最初はここが本殿跡?と思いましたがそうではなく、写真の通り参道をまっすぐ行った突き当りに鎮座していました。現在は何も残っていません
最も入口側に近い建物(藝文館)ではこの地に移民してきた客家の文化を紹介しています。到着後すぐに閉館となってしまいましたが冒頭で紹介したパンフレットをいただくことができ、当時の様子を知ることができました
花蓮市街からは少々距離がありますが、吉安環鄉自行車道がすぐ傍を通っているのでサイクリングがてら立ち寄ってみるのもいいと思います