和平島地質公園は基隆市の外れにある奇岩スポットで、知名度は高く情報も多いので今更紹介する必要もなさそうですが意外と行かれる方は少ないようなので取り上げてみたいと思います。その原因はやはり比較的近くに同じ奇岩系スポットである野柳があり、そちらのほうがさらにネームバリューがありその影に隠れてしまうのでしょう。しかしこちらはまた違った魅力があります。
和平島へのアクセスは基隆駅からのバスがメイン。台灣好行バスに乗ることができれば入口まで行くことができますが、一般路線の場合は公園まで行かないので少し歩くことになります。到着したらチケットを購入して中へ入りますが、料金が120元とこの手の風景スポットとしては高め。野柳よりも高く、このあたりも敬遠されてしまう理由なのかもしれません。どうやら役所系の直営ではなく民間委託となっていることが影響しているようです。
中は一周できる遊歩道が整備されており、それに沿って見ていく形になります。反時計周りに進んで行くと最初は入江のような地形が現れます
この日は強風でしたが手前の岩でブロックされ波は立たず水面は穏やか
奥へ進むと徐々に奇岩が増えてきます
階段で崖を上がると一気に奇岩度が増しきのこの群れが現れます。野柳などとも共通するこの地域特有の地形です
こういう風景を見ると必ず火サスの話題が出てしまうのは古い人間だからでしょうか
千畳敷。日本っぽい名前だな、と思っていたらやはり日本統治時代につけられたものでした。もし台湾人が名付けたらどうなるのでしょうか?
左上が周回コースですが、一旦右手に入り展望台へ
なかなか立派なきのこ
荒波がよく似合います
周回コースから展望台側。奥に見えるは基隆嶼(上陸可能)
引き続き周回コースを進みます。雨はほとんど降っていませんが、とにかく強風で大変
最後は豆腐岩と
きのこ畑
今回撮影はしませんでしたが民間経営だけあってビジターセンター内にある土産物店も充実しており和平島オリジナルグッズも手に入ります。最近人気のカラフルな家こと彩色街屋からも近く、セットで回ってみてはいかがでしょうか