鹽水蜂炮は100万発以上のロケット花火を発射、さらに大量の爆竹を使用する非常に過激なお祭りです。毎年元宵節とその前日(旧暦1月14日・15日)に行われ、新暦での曜日は不定となりますが今年は金・土と参加しやすい日程。丁度訪台中の友人もおり、久しぶりに参加することと相成りました。
往路は新營から路線バスで現地入り。町中はとても車が走行できる状況ではないため交通規制がかかりかなり手前で降ろされます。そこから中心部目指して歩きますが、道端の至る所に燃えカスの山ができていました
そして道端には他の祭りでは絶対に見られない露天が出ています。それは「装備屋」
このお祭りは大変危険なため最前線で参加するためには完全防御でなくてはなりません。フルフェイスヘルメット・燃えにくい厚手の服・首を保護するタオルなどが必要です
なぜそこまでして危険な場所へ行くのか?それはロケット花火に当たって無病息災を願うという意味があるわけで、当たる場所にいないと意義が半減するのです。もし少し離れた場所で見ようとしても100m近く先まで飛んでくることがあり油断はできず、またあまり離れているとまともに見えません
中心部に近づくと人がどんど増えてきます
ステージでのイベントも行われていました
老街ではロケット花火の発射や爆竹はなく普通にお祭りの雰囲気
しかしそこを抜けたとたん通称「棚」が現れました
これが何かというとロケット花火の発射台です。近づいてみると数千本のロケット花火がびっしりセットされており、これらに一斉に点火・発射されるのです
もしまともな装備がない状態で発射準備状態のこれに出会ってしまったら「にげる」コマンド以外に選択肢はありません
神様を背負っている人を発見。この人だけでなく何人も見かけました
このお兄さんが持っているのは…爆竹の束!
爆裂の中平然の立っているのはさすがとしか言いようがありません。ところで写真左中央にはロケット花火が刺さった箱が見えますが…
神様も一緒に点火!
そして大爆発!
あらゆる方向に飛び、何なら回転もするので確実に避けるのは難しいのがおわかりいただけるかと思います
その2へ続きます