九份の夜景というと阿妹茶館を向かい側から撮ったものが有名ですが、知る人ぞ知るもう一つの夜景があります。基隆(雞籠)山から九份の町を一望するもので、近所の瑞芳方面へ出かけた折に足を伸ばして行ってきました。
夜景ですので見るためには夜間の山登りが必要になります。となるとある程度のリスクが伴うわけですが、日没直前に登ることにより少なくとも往路は明るいうちに歩くことができるようにしました。

登山口は隔頂バス停の近くにあり、「雞籠山登山步道」と書かれているのでわかりやすいです。この山は基隆山・雞籠山2種類の表記が使われています

沿道には桜が咲いていました

視界は良好で振り返れば麓の景色が見えます

登山口から山頂までは900mとなっていて近く感じますが、ほとんど平坦な部分がない階段・石段続きの登山道なので真面目にハイキングしなくてはなりません

上の方まで来ると今度は山の反対側にある海が見えるようになります

途中何本かこういったメインルートを外れる脇道がありましたが、どこへ続いているのでしょうか?看板がないのでわかりませんでした

山の上でまさかのニャンコに遭遇

頂上が見えてきました

30分ほどの登山で山頂に到着!目当ての夜景を見る目的ならここまで来なくでもいいのですが、登り始めたからには最後まで行きたいのとベストポジションを見つけたかったため終点まで来ました。柱の陰に隠れてしまっていますが後ろにも何人かいて、皆同じことを考えているようです

標高は588m

計算通り山頂で日没となり、あっという間に夕焼けを経て

夜景に変わりました

完全に暗くなったところで下山を開始。夜景を撮影しながらゆっくり下りていきます

一番人が多く一眼レフを構えた人もいたのが頂上から少し下りたところにある直線区間で、どうやらそこがベストポジションのようでした。私も彼らに混ざって1枚。九份の町が箱庭のように見えます

視線をずらすと山を下るつづら折りの道が見え、これはまた少し違った趣があります

ただこの後も多少角度は変わるものの似たような構図で撮れる場所はいくつもありましたので、海は見なくていい、九份の夜景が見られればいいという方は見えたところで折り返してもいいと思います

無事下山。帰りは行きに比べてだいぶ歩きにくかったので明るいうちに登っておいたのは正解でした

隔頂バス停から台北方面ゆき965路バスに乗り帰宅しました