先日旗山老街を取り上げましたが、旗山にはすごいテーマパークもあると聞き同日訪問してきました。
そのテーマパークとは三桃山遊樂園。台湾に数あるテーマパークの始祖とも言えるもので、なんと今年で開園87年。日本統治時代から存在し続けていることになります。不滅の楽園とは一体どんなところか?レポートして参りたいと思います。
三桃山の所在地は老街からわずか1.4キロ、十分歩いていける距離ですが時間の都合もありUbikeを利用しました。通り沿いに看板が出ているのでそちらへ入ります
本当にこの先にあるのかな?若干心配になる細い道を抜けていくと確かにありました
入口からすごいレトロ感で、龍雲寺と書いてあるところを見るとお寺の経営なのでしょうか
入口ゲートは手作り感満載
入場料は一般100元。うっすらと見える痕跡によると以前は団体割引などが設定されていた模様。老人は無料ですが、90歳以上とすごいハードルの高さ
入ってすぐのところは小さな広場になっており、ここを起点に園内を一周する造りになっています
チケットの裏に地図が書かれており、園内はかなり広い様子
まずは右手の庭園へ。古さをまったく隠していませんが、手入れはしっかりされていそうです
台湾のお寺にありがちな石膏像がちらほら。以前はあちこちに水が張られていた感じですね
水濂洞と書かれた入口。名前からするとここも以前は水が流れていたのでしょうか?
中心部らしきところに出てきました
この施設は洞窟(トンネル?)が多いですね。壁には仏教関係の絵が書かれており、やはりお寺と一体運営のようです
お化け屋敷の類ではないので特別なしかけなどはありませんが、子供たちは楽しそうにしていました。私も子供の頃はちょっとした洞窟があるだけでとても楽しかったような気がします
中心部の裏側に出てきました。3つの石桃はかなりのインパクトで、実はここ本来は別の名前だったのですがあまりに桃が目立つので三桃山と呼ばれそれが
出口から一旦外へ出ますが
また次のトンネルへ
ここはかなり狭めで
突き当りには急な下り階段
この秘密基地感に隣りにいた女の子は大興奮でした
最後の洞窟を出て外へ出て上の方へ上がっていくと
突然謎の農村古物コーナー
農機具が展示されていますが、この脈絡のなさがこの手の施設あるあるな感じがします
そしてその隣では外との壁を取り払った建物に絵画が展示されています。販売しているようですが、値段は書かれていませんでした。ますます訳がわかりませんが、もっと驚いたのは
作者がまさかの日本人。この人誰??と調べてみるとどうやら二代目オーナーの奥様らしいことがわかりました。日本人が関わっている施設だったとは意外です
調べてみると初代オーナーが好きだった西遊記をモチーフに作ったもので、当時はそれほど大きくなく入園も無料。その後どんどん施設を拡大し運営費用が増大するのと同時に有料化、現在に至るようです。統一感のなさを感じる部分は後から付け足されたからなのでしょう
(後編に続きます)