以前から台中市街を歩いていると「古い建物が多いな」と感じることが多く、いつかゆっくり歩いて見て回りたいと思っていました。今回それが叶いましたので紹介してみたいと思います。

徒歩とUbikeを併用し、適当に散歩して回りながら有名・無名に関わらず古い建物を見かけたら写真を撮りました。

起点はやはりここ、台中駅。日本統治時代に建てられつい最近まで現役でしたが、高架線への切替に伴い引退しました。引退後も史跡として残り、周辺の整備が続いています。

綠川西街の包丁専門店。間口は狭いけれど老舗の貫禄たっぷり。

そこから少し路地に入ったところ。並んだ木造の建物がどれも現役。木造はほぼ日本家屋(とそれを改装したもの)です。その下にはインドネシア語(推定)の看板、そしてここは台湾。

これはわずかに木材が見えますが、やはり日本統治時代の建築でしょうか?

Ubikeに乗り、走っていると見つけた細い道。

右手に折れるとさらに細い道の奥に門が。どういう経緯でこういった街ができたのでしょうか?

台中の歴史建造物の中で最も立派であると思われる台中州廳(現・台中市役所)。これについては別途取り上げたいと思います。

市役所から西方向へ。一目でわかる日本家屋。無名の建造物ですが、市の指定を受けており保存対象になっているようです。


日本統治時代史跡の一つ、演武場。残念ながら火事で焼け、後日修復されたもの。

これまた歴史のありそうな土地登記代理人(日本ですと行政書士でしょうか)事務所。恐らくこれも現役。

薬剤店。

この服飾材料店も

もちろん現役です!

その向かいにはホテル。ここは廃業していました。

日本で言うところの昭和の香りが濃厚な看板。

大きな木が印象的なこの建物も日本家屋を改装したもの。壁の一部に木材が覗いています。

最後にこの小児科を撮影して散歩を終了しました。

こうして改めて見てみると古い建物、特に日本統治時代のものが多く残りそのほとんどが現役で使われていることに驚かされます。これは他の都市では見られない台中の大きな特色です。紹介した以外にもまだまだあり、ただ見るだけでなく老舗の味に出会うこともできます。
台中へお越しの際は是非時間を多めに取って街歩きをしてみると良いと思います。