三貂嶺生態友善隧道は台鐵宜蘭線旧線のトンネルを活用したサイクリング・ウォーキングスポットです。猴硐~牡丹間に位置し、現行の宜蘭線に並行しています。私はUbikeを利用して猴硐側から往復利用してきました。

猴硐駅近くでUbikeを調達して出発

橋を渡り川の対岸へ。入口までのアプローチ区間も気持ちがいいです

川を挟んだ向かい側に見えるのは三貂嶺駅。平溪線との分岐駅で、車でアクセスできない唯一の駅としても有名です

やがて右側に下る道が現れ、こちらが旧トンネルへの入口

2022年に完成したばかりなのでとても綺麗です

下りきったところのゲートに係の方がいて予約を確認。旧トンネルに入るには必ず予約が必要で、当日枠的なものはありません。ただし予約枠が空いてさえいればその場でスマホを使い予約をすればOKです。
実は私も当日に予約を入れていますが、休日でも十分空きがありました

ゲート~トンネル入口の途中にも撮影スポットがあります。現行の宜蘭線・平溪線が分岐する場所を一望するすることができ、左手前が宜蘭線、左奥が平溪線です

旧トンネルの入口に到着。足元には水が張っており、湧き水が多くて排水できていないのかな?と思いましたがこれには意味がありました

トンネルに入っても水浸し。しかしそんなことは気にせず出口に向かって撮影されている方がいます

ということで私も振り返ってみると…これは絶景。水鏡に天井と山が映り込み、観光ポスターに使われそうな光景でGoogleマップでも舊三貂嶺隧道鏡面水池として独立したスポット登録がされています。これを実現するためにはある程度水を張っておかなくてはいけないということですね

では早速自転車で走行していきます。オープン当初は自転車走行が禁止されていて、サイクリングロードなのに自転車不可とかこれいかに?と批判を浴びていましたが現在は走行可能です

両サイドの排水溝には照明がセットされ幻想的な雰囲気に

また所々キロポストが設置されていますが、これもかなりお洒落

三貂嶺生態友善隧道は2本のトンネルから成っており、今しがた通ってきたのは三瓜子隧道。こちらは110mと短くすぐ出口になります

続いて三貂嶺隧道へ。ここからが本番といったところでしょうか

このトンネルが建設されたのは日本統治時代の1922年。当然蒸気機関車の時代で天井には煤の跡が残ります

まるでRPGダンジョンの世界

中間地点には装飾がされていました

トンネル出口へ到着


こちらにはビジターセンターが設置されています

少し進むと線路が近づいてきました。新線と旧線はこのあたりで分岐していたと思われますが、40年近く経っていますので痕跡を見つけることはできませんでした

最後は急坂を下り

今度は少し上って

牡丹駅に到着!ここでUbikeを返却して電車で戻ることもできますが、私は自転車で戻りそのまま次のコースへ進みました