花蓮近郊の地図を眺めていると佐倉歩道という気になる場所がありました。何やら日本っぽい名前だけと関係がある?千葉県に佐倉市というのがあるが、そこからの移民村?現地を訪問してみることにしました。
行く前に軽く調べたところ「名前の通りハイキングコースで片道3950m。速い人なら2時間かからず往復でき、夜景の名所でもある」と出ましたので、宿にチェックインして夕方になってから出発。花蓮市中心部から登山口までは6kmほどありますので自転車を借りて出かけました。市街地を抜けまっすぐ山に向かって進みます
どんどん山の景色になっていきます。かなり町外れですが屋台の姿があり、時々このあたりでイベントでもあるのでしょうか?
目的地に近づくと佐倉街という地名が現れました
そして歩道入口に到着、左手前にはビジターセンターも設置されていました。実は直前に市境を跨いでおり、ここは花蓮市ではなく秀林鄉に属しています
さて、なぜ佐倉という地名なのか?調べてみると現地に生えている茄苳樹(アカギ)の木をアミ族の言葉では沙古拉といい、それを聞いた日本人が「佐倉」という字を当てたということがわかりました。つまり千葉は関係なく、日本人は絡んでいたということになります
歩道へ入る前にちょっと脇にある施設を観察。この歩道は元々セメント採掘のための産業道路であり、当時の遺構が残っています。ここは鉱石の積込場
元産業道路だけあって車が通れる道で歩きやすいです
こちらも遺構の一つ
所々見晴らしの良い場所があり、花蓮市街が見えました
猿の多い山で特に展望台付近には群れに遭遇
40分ほどで中継休憩所(2990m地点)に到着。ここにはトイレが設置されています
展望台もあり、そこから1枚
残り1000mほどを進み、ゴールが見えてきました
階段を登ると展望台に直結しており、ここが終点
キノコが生えています
後方は広場になっていました
少し下ったところにも展望台
中央付近に見える橋を自転車で走ってきました
18時過ぎに折り返し。日も沈み、徐々に夜景へと変わってきます。右側で一際明るく輝いているのは野球場で、プロ野球のナイターでも行われているのでしょう
本当は完全に暗くなってからのほうが綺麗なのかもしれませんが、それは足元が見えなくなることも意味するのでこのタイミングがベストかな、と思います
情報通り2時間弱で往復することができました