海門天險は基隆の海岸部にある軍事古蹟です。清朝時代に造られ、フランスとの実戦で破壊された後修復され引き続き使用されました。ガイドブックにも掲載されているスポットですが、実際に行ったという方をあまり聞かないので取り上げてみたいと思います。

基隆駅からバスに乗り、そのままの名前である海門天險バス停で下車するとすぐに入口があります

日本のガイドブックでは海門天險と紹介されることが多く、実際バス停もそうなっているわけですが現地の観光案内サイトでは二沙灣砲臺と表記されることが多く、こちらのほうが本名な感じです

まずはこの施設の象徴である城門へ。額には「海門天險」の文字があり、名称の由来はここから来ています

門をくぐった左右にはミリタリーキャンプがありましたが、今は土台部分が残るのみ

振り返り

まさに兵どもが夢の跡、という感じがいたします

砲台へ続く階段は傾斜35度もある急なもの

砲台は2個所あり、まずは右手の東砲台へ。復元された大砲と弾薬庫があります

フランスとの戦いで破壊されてしまった原因はこの大砲の造りにありました。回転式ではなかったため決まった方向にしか発射できず、側面から攻撃されてやられてしまったのです。その際弾薬庫も爆発しました

続いて北砲台へ。地元の方のお散歩コースでもあるようです

弾薬庫の中の

中に入るとこんな感じ

隙間から基隆港。なるほど狙い・狙われやすい場所です

建造したが実際には使われなかった施設も多い中、実戦経験のある海門天險からは何か重みを感じるものがありました