糖鐵綠道は彰化縣の溪州から溪湖を結ぶ17kmほどのサイクリングロードです。名前の通り糖鐵(サトウキビ輸送用鉄道)の廃線跡を転用したもので、大変興味がありましたので彰化まで出かけて走ってきました。
当初溪湖→溪州の方向で走ろうと思っていましたが、溪州方面のバスが先に来たため溪州→溪湖の方向で走ることにしました。バスを降りて起点に向かう途中早速道路を横切る線路を発見
起点の溪州森林公園に到着。どうやって自転車を用意するかが問題なのですが、恐らくこのサイクリングロードに合わせて都市部ではないにもかかわらず両端に公共自転車のステーションが設置されています。彰化はUbikeではなくMOOVO
公園内に早速糖鐵に機関車が展示されていました
案内に従って出発
早速駅のようなものがありましたが見るからに新しく、当時のものではなくイメージして後から作られたもののようです
溪州市街は宅地化が進んでいて線路上は走れず、並走する道路を進みます
普通の住宅地に見えますが
端のほうに線路が残っています。この辺は新營と似ていますね
このあたりから専用軌道であったと思われる区間に入り、線路が道の中央を通っています
幹線道路と交差する場所には踏切が残っていました
畑の中を一直線。先程もあった信号のようなものが設置されていましたが、現役当時もあったのでしょうか?あるいはイメージ?
短いけれど鉄橋がありました
橋を渡ると線路と道が分離
少し先にこんな建物がありました。見た感じ古く当時のもののようです
さらにこのような看板もありました。ここは3方向に線路が分岐する信号所跡
当時の路線図もありました。今では想像もできないほど広大な路線網であったことがわかります
このあたりが最も整備されている区間のようで、他にも展示物や解説看板があります
タイトル(糖鐵國家綠道)があるのもここ
裏を返すと他の場所は案内看板も十分になく、残念ながらそのせいで評判を落としてしまっているようです
早速その少し先でちょっとした問題がありました。特に指示がないのでそのまままっすぐ進んでいたところ、この交差点に出ました。右手にサイクリングロードらしきものが続いており、そちらへ進もうとしましたがマップを合わせてみると…逆方向??
すぐに修正して正しい方向へ。私はネットに上がっていたマップデータをダウンロードしておいたので気づくことができましたが、それがなければ看板もない初見の道で迷子は必至です。ここは是非改善してほしいですね
無事線路と再会
右側(来た方向)を見ると草で埋まっており、ここを迂回するためコースが曲がっていてわかりにくくなっていたようです
線路は一旦消えましたがゆるやかなカーブの細い道が廃線跡らしいですね
道端にある穴の開いている石柱や金属片の付いた石柱は鉄道の廃材でしょうか?
しばらくは線路が撤去された道が続き、正しい進路が少々心配になりますが
かなり久しぶりに看板を見かけ、合っていることがわかり一安心
(後編に続きます)