日本統治時代に八田技師の設計により建設された烏山頭ダム。現在も重要なインフラとなっており、嘉南平野を豊かな土地に変えた八田技師は今も多くの人に慕われています。
通常ダムは山奥にあるもので、烏山頭もかなり遠いイメージがあり実際台南市中心部からは車で1時間弱かかります。しかし地図を眺めていると「最寄りの」鉄道駅からは意外と近のでは?ということに気づき、ダム沿いを走るのも楽しそうだと思いサイクリングをしに行ってきました。

比較的近いのは隆田・林鳳營の2駅でそれぞれ6.6キロ・7.8キロとなっています。同じコースを通るのはつまらないですから隆田発・林鳳營着の経路としました

隆田駅で降りて

歩行者用地下道を通って裏側へ行きます。表側にもUbikeはあるのですが、大きく回り込まなくてはならないので裏側のステーションを利用

こういう機会でもなければ来ることのない隆田駅の裏側。こちらには出口がなく、歩いている人の姿もなく静か

それでもサイクリングの需要が多いのかステーションが設けられており、ここで借り出します

ではダムに向けて出発

すぐに住宅地に突き当たり、右へ。眷村みたいな雰囲気ですが、実際はどうでしょうか

鉄路と水田の組み合わせは鉄板ですね

のどかな田園風景の中を東へ

やがて国道1号線と交差します。ここを越えると

八田技師の名前を冠した八田路に入ります

これまでの細道とは変わって立派な4車線道路

一般道では珍しい緑色の看板。日本では高速道路・有料道路の象徴ですが台湾でも同じ

元の計画では八田路を走りきってダムへ到達する予定でしたが、サイクリングロードはこちらという案内がありせっかくなのでそちらへ行くことにしました。台南市山海圳綠道という海から続く全長45キロのコースの一部を走ることになります


自転車専用道ではなく農道をサイクリングロードとして指定している感じ

緑のトンネルもあります

再び八田路と交差、左折して復帰します

交差点付近に何故か唐突に恋占いの石がありました。特に解説看板などはなく由来は不明です

ゴールはもう少し

ゆっくり走って35分ほどでダム入口へ到着しました

チケットを購入して風景区内へ入ります

(後編へ続きます)