台鐵では8月頃からきっぷの券面にQRコードを印字するようになり、改札機でも利用できるようになっています。また4代目チケットシステムでは加價票も表記が変わっていましたので合わせて紹介したいと思います。
※加價票とはあらかじめきっぷを所持している旅客が一部区間で上級種別の列車に乗りたいときに購入する差額券です。例えば萬華→新竹の區間車きっぷを持っていて板橋から自強に乗りたい場合など
早速ですがこちらが現物です
左が原券・右が加價票です。原券はバスと鉄道の連絡券で、バス区間を乗車した後なの半分切り取られています。
元は新店-羅東-花蓮で、本来羅東-花蓮は區間車利用ですが差額券を購入して新自強に乗りました
まず原券。半分の狭いスペースに様々な情報とQRコードが印字されています。従来は切り取られているため自動改札機を利用できませんでしたが、QRコードなら問題なく利用できます
そして加價票。原券情報が入っている以外はほとんど普通のきっぷと変わりません。以前は「加價」「加」などと印字されましたが4代目システムからはそれが併用を表す「併」という表記に変わっています
ふと気になったのは同一区間について2枚のきっぷがあるわけで、どちらで入出場するのが正しいのかという点。試しに原券で入場・加價票で出場してみましたが問題ありませんでした。うまく紐づけされているようです
QRコード化されていいなと思ったのがきっぷの紛失に強いということです。購入したらすぐスマホで撮影しておけばそれで入出場できるので下車時に「あれ、きっぷどこにしまったっけ。見つからない!」と慌てることがありません。収集する人にとってもきれいなまま保存しやすいメリットがあります(券面がごちゃごちゃする好き嫌いはありそうですが)
また一方で事業者にとっても駅の大小にかかわらず同じ設備を使え、券紙も普通の紙でよいのでコスト削減のメリットがあります。高鐵もQRコード化の発表がありましたしこれからどんどん広がっていきそうです