哈瑪星に乗車するついでに哈瑪星鐵道文化園區も散策してきました。こちらも整備が進み以前とは比べ物にならないくらい充実しています。
まずは展示車両から。数が多いのですべては紹介できませんが、多種多様な車両を見ることができます。こちらは鉄道ファンの間でよく話題になるS210
虎尾でおなじみ糖鐵の機関車
こちらはアート化した貨車。旗山のバナナを輸送する様子をイメージしたのでしょうか
そしてDR2900型気動車。実は高雄港線にゆかりのある車両で、かつて嘟嘟火車(観光列車)としてここで営業運転していました。私も一度だけ乗ったことがあります
中は改装されジェラート屋さんとして営業しています
座っていこうかと思いましたがあいにく満席でしたので次へ
全体が公園のようになっていますが現役のLRTが通っているので気をつけましょう
哈瑪星號から見かけた信号所へやってきました。ここは見学可能となっています
2階に上がるとよく整備されており、スタッフの方も常駐して解説を行っています。少し日本語のできる方もいらっしゃいました
これがこの信号所の心臓部、ポイントの切替装置です。線路の数が多いため転轍機の数も多く、その様子は壮観
しかもこれ、操作体験をすることが可能です。片足で床のボタンを踏んでもう片足をレバーに乗せ、両手で抱えるようにしてバッタンコ
他に方面が書かれた切り替えスイッチもありワクワクしますね
現役最終日に当直の方は名前を残すことになりました
外の通路からは線路を見渡すことができます
おばちゃんが出てきて旗を振り始めました。その相手は…
哈瑪星號!今でも信号所として活躍しているというわけです
腕木式信号も残っていました
1階には転轍機への中継装置があり、上で誰かが操作すると動くのがわかります
手前に見えるパイプのようなものが切替装置から繋がる配管
さらに鼓山方面へ向かって歩いて行くとこちらにもDR2900型が留置されています
こちらはパン屋さんになっていますが、好評なのかほとんど売り切れていました
違和感なく改装されていてセンスはなかなか良いと思います。食事をする人意外は入れませんでしたが、隣の車両はイートインスペースになっていました
ジェラート屋さんのDR2900に戻ってみると先程とは打って変わって貸切状態でしたので座っていくことにしました
窓際の席に座り
優雅にジェラートを頂きます
デッキとの間にある自動扉は現役当時のまま動くようになっていたのも地味に熱いポイント。乗降扉が狭いので一方通行にするなど動線もよく考えられていました
紹介した以外にもまだまだ見どころはあり、鉄道好きでなくとも楽しめるスポットとなっていますので旗津観光などと合わせてぜひ組み込んでみたいところです