台北の忠孝復興(復興南路)~國父紀念館(光復南路)あたりは東區と称され、百貨店などが集まりやや高級なイメージのある地域です。最近は新しくできたさらに東の地域へ移転しつつありますが、東區ブランドはまだまだ健在。その中心に時代に取り残されたような場所があり、そこを紹介してみたいと思います。

その場所の名前は頂好名店城。東區のど真ん中、頂好にあります。レトロとはいかないけれど、ちょっと古い雰囲気が漂っています。実は20年以上も台北に居ながら一度も入ったことのない場所でした

地上4階・地下1階の構造。今回ここへ来たのは近くで仕事があり、同僚に「ランチでいいところない?」と聞いたら出てきたのが理由なのでまずは地下へ向かいます

降りてみるとフードコートのような感じですが、百貨店などのように外周にお店・真ん中にイートインテーブルという構造ではなく一軒一軒独立しています

お店は偏りなく揃っており、一食70元くらいからとこの地域ではかなり安いと思います


そして突然現れる美容院や服飾店。これはあれですね…「市場」

どちらも傳統市場にある定番の店で、野菜と服を同時に売っていたりするあのスタイルを感じます。そういえばバス停名も「頂好市場」ですし、ここは傳統市場から発展した歴史があるのかもしれません

地下で一番賑やかだったのがこちら。大人気の餃子屋さんです

完全にオープンなスペースで餃子を作っているのがすごいですね

ランチはトマト麺というが気になったので注文してみたところ素朴なうどんが出てきました

では今度は地上フロアへ。2階への外には警備カウンターがあります

2階はブティックなどのほか占いの店が目立ちます


いずれも四柱推命のような中国系ではなくタロット占いなどの西洋系のよう

エスカレータで更に上へ

上層フロアも同じような感じですが、やはり時代に合わなくなってきているのか空き店舗が目立ちました



帰りは外階段で下へ

踊り場からは忠孝東路の様子がよく見えます

観光で来られる場合地上階にはあまり用事はないかと思いますが、地下は食事の穴場として覚えておくとよいかもしれません