集集は台鐵のローカル線、集集線の中心駅がある比較的有名な観光地です。今回車で訪問し、周辺も含め回ってみましたので紹介したいと思います。

まずは起点となる集集車站。日本統治時代の木造駅舎が現役で使われており、一度921大地震で損壊しましたが修復されています。

駅舎内部の様子。大変風情があります。

ホーム側に出てみました。列車の発着時以外は自由に出入りすることができます。

いかにも支線の駅らしい雰囲気。同じく支線の拠点駅である平溪線の十分駅とどこか似ているところがあります。

車での訪問ですが、せっかく駅に来たのですから列車に乗りましょう。ここから終点車埕までは往復40分ほどで折り返し停車時間も10分ほどあるので観光乗車にぴったりです。
ICカードでの乗車もできますが、ここではきっぷの購入がお勧め。車埕往復は観光需要が多いためこのような硬券と手書きの補充券をセットにしたものが特別に用意されています。このような券が売られているのはここだけです。改札口では昔ながらの鋏で切ってくれるところも見逃せません。

列車が到着しました。早速乗車します。

車窓にはのどかな田舎の風景が続きますが、終点が近づくとトンネルが続くなど意外と変化があります。

この日は列車が遅れたため折返し時間が短くなり、車埕では降りずに展望席を確保しました(車埕方先頭車は運転室脇に特等席があります)。
時間のある方は集集で降りず引き続き濁水まで往復乗車するのもお勧めです。次回の記事に掲載する緑のトンネルを見ることができます。

引き続き駅の近くを散歩。もし私が集集にタイトルを付けるとしたら「鉄道とバナナのまち」。バナナはこのあたりの名産で道端のあちこちで売られています。

バナナアイス(30元)。単にバナナフレーバーなのではなく練り込まれていて、あのねっとりした感じが再現されています。

そして揚げバナナに揚げバナナの…皮。バナナの中身だけでなく皮までも商品にしてしまうのはさすが。


中身の方は酸味があって割と美味しいのですが、皮の方は不味くはないけれどあんまり味がありませんでした。20元と安く話の種にはなると思います。

町は割と普通の田舎町といった感じ。


ちょっと路地を入るとこのような雰囲気。

次回は付近の史跡を巡っていきます。