日本ではかつてエコポイントなる施策がありましたが、現在台湾でも似たようなの施策が行われています。我が家でも冷蔵庫(130L)を買い換えた際に省エネ機種(1級)を選び、申請対象となりましたので実際にやってみました。
※2019年7月現在この施策は2つのお役所が別々に実施しており、両方同時に申請することができます。
1.貨物税還付
実施主体:国税局
これは6月15日から新しく実施された制度で、省エネレベルが1級または2級の冷蔵庫・クーラー・除湿機を購入すると製品にかかっている貨物税が還付されるというものです。容量200L以内の冷蔵庫の場合還付額は500元。
申請には申請書に
・身分証コピー
・領収書コピー
を添えて近隣の税務署へ提出すればOKです。電子認証カードを取得している台湾人であればオンライン申請も可能。還付金は後日記入した銀行口座宛に振り込まれます。
私は事務所から徒歩5分の場所に税務署がありましたので、さっと出かけて申請してきました。
ほとんどの台湾人は電子申請なのか窓口はすいており、並ぶことなく5分もかからず完了しました。
2.購入補助金
実施主体:県または政令市
こちらは以前から実施されているもので、貨物税還付と同様に省エネレベルが1級または2級の冷蔵庫・クーラーが対象です。自治体ごとの実施のため地域により内容が異なる場合がありますが、以下は台北市の場合です。
冷蔵庫の場合は1Lあたり10元の補助が受けられ、我が家の場合は1300元となります。結構大きいですね。
申請には申請書をダウンロードして記入するほか
・身分証コピー
・領収書コピー
・節電レベルステッカーコピー(本体に貼られていたものを剥がしてコピーしました)
・振込先口座の通帳コピー(郵送の場合のみ)
・最近の電気料金請求書(申請者と住所が同じもの)
・収入印紙
が必要でした。この他電気料金請求書の名義が申請者と異なる場合(賃貸など)は賃貸契約書等の提示が必要とありましたが、チエックされませんでした。
意外と面倒なのが収入印紙です。
税務上の規定により補助金の4%相当額の収入印紙を購入して貼らなくてはいけないのですが、わざわざ5元の印紙を買いに郵便局へ出向いてきました。直接補助金から引いてくれたらと思うのですが、役所間の都合などがあるのでしょう。
窓口は市役所や区役所ではなく、意外にも中華電信の指定店舗でした。夜間や土日も開いているので申請者のためにもなり、市も窓口人員を増やさなくて済むのでなかなかうまい仕組みだと思います。
更に意外だったのは補助金の受け取り方法です。窓口で書類をチェックし、OKが出るとなんとその場で現金を渡されました。
確かに後で振込などにすると余分な手間や振込手数料がかかるので確かにこのほうが合理的なのかもしれません。
台湾在住で家電を買い替えた方は申請対象かチェックしてみるといいかと思います。