嘉義舊監獄(旧嘉義刑務所)は唯一残る日本統治時代の刑務所建築であり、また珍しい監獄博物館でもあります。数ある博物館の中でも特に特色のあるものとして紹介したいと思います。

見学するにあたって注意しなくてはならないのが時間。誰でも見学できるのですが、自由に出入りすることはできず決まった時間に集合しボランティアガイドについて入場する必要があります。予約は不要です。
(最新の見学時間は公式サイトで確認できます)

入口の門に掲げられた額。やはりどこか威圧感がありますね。ここで案内の人が来るのを待ちます。

待っている間外をぶらぶらしていると脱獄囚発見!

時間になったところでぞろぞろと中へ。

最初に見学するのは豪華な独房…ではなく責任者の事務室。

続いて面会室へ。刑事物のドラマでおなじみの部屋です。

続いて婦育館へ。ここは女子受刑囚が収容されていたところで、日本統治時代は男女分けられここでは子供を連れての入獄が認められていました。

中では受刑者の様子がマネキンで再現されていましたが、この姿勢は何を表しているのでしょう?

扉の隙間から撮影した部屋の様子。ここまでオープンなお手洗いはかなりきついですね。やはりなるべく刑務所のお世話にはなりたくないものです。

続いて男子受刑囚が収容される建物へ。こちらは女子よりかなり規模が大きく放射状に3棟並んでいます。その中心部分にあるのがこの中央コントロール室。

上方には各エリアの異常を把握できる警報ランプがあります。

振り返って後ろ(正面入口・長官室方向)を見ると上方に何やら謎の窓がありますが、これは神棚が設置されていた場所だそうです。日本統治時代の建築ならではのものです。

少し下がって入口方向から見た中央コントロール室。

そしてこちらが受刑者が収容されていた部屋です。

こちらは工場。お勤めをする場所ですね。

中は展示スペースになっています。

各地にある刑務所のレプリカ看板。

最後に運動場を見学。

正面から1枚撮影して博物館を後にしました。

ここまで1時間ほどの見学時間でしたがあっという間でした。見ごたえは十分なので嘉義で時間が取れる場合は行ってみる価値はあります。

嘉義舊監獄
嘉義市東區維新路140號