台南市の新營駅付近には新營糖廠・烏樹林糖廠2つの旧製糖工場を改修した観光施設があります。いずれも五分車(トロッコ列車)が運転されているのが特徴です。以前烏樹林糖廠を訪問したときの写真が出てきましたので紹介したいと思います。
烏樹林は新營市街からは外れた郊外にあり、バスで向かいます。黃幹線に乗り烏樹林で下車すると早速線路が目の前に。
ここから700mほど奥に入ったところに入り口があるのですが、つい線路を追いかけてしまいました。
かつての分岐点。昔はかなり広範囲に路線網が広がっていました。
ポイントと管理小屋と思われる建物。線路はループ線になっていて直進で車庫に入り、一周して左側から出てきます。
改めて正面入口へ。
入ってすぐ目に入るのが烏樹林駅。トロッコ列車もここから発車します。
園内には貴重な車両が何両も展示されています。
奥には車庫もあり、こちらも自由に見学できるようになっていました。
中には復元工事を受けた勝利號がいました。たまにイベントなどで動くようです。
園内は割と広く以前使われていた品などが展示されています。
歩き回るだけでも十分楽しめますが、メインはやはりトロッコ列車。時間になりホームへ入線してきました。
発車!
来るときに見たポイントの場所へ来ると一緒に乗っていたおじさんがいきなり飛び降り、ポイントをガッ!と素早く切り替えて戻ってきました。すごい早業。
切り替えないと戻ってきたとき間違った方向へ入ってしまうからですが、一時停止するとかダメなんでしょうか?
公道をまたぐシーン。
列車は何もないところを走ります。いかにも業務用路線という感じで私は好きです。
振り返るとこんな感じ。
終点新頂埤駅に到着。
簡単なお店が設けられていました。
折り返し待ちの間に編成全体を撮影。
来た道を戻り、再び公道をまたいで園内へ。
先ほどおじさんが切り替えたポイントのところは直進方向へ入ります。
終着ホームへ到着。
路線の長さなどトロッコ列車だけ見るなら新營糖廠に軍配が上がりますが、こちらは園内展示が充実しているのでどちらも甲乙つけがたいように思いました。一日で両方行くことも十分可能ですので、両方乗り比べてみるのもいいと思います。
烏樹林糖廠
台南市後壁區烏樹林184號
新營駅から黃幹線バス烏樹林下車徒歩7分